この世界には、さまざまな高級車が存在する。言うまでもないが、スピード、乗り心地、耐久性、デザインのいずれかに特化しているものがほとんどだ。
しかしながら、今回ご紹介する高級車はちょっと違う。各国のセレブが注目し、ドバイの皇太子も購入したというマシンの名前は『パンサー(Panther)』。恐るべき性能を持つ水陸両用車である。
・米国のWaterCar社が開発した水陸両用車
パンサーを開発したのは、米国カリフォルニアを拠点とするWaterCar社だ。公式ホームページの情報によると、同社は1999年に世界最速の水陸両用車を開発するために設立されたとのこと。
そんなWaterCar社が、10年以上もの開発期間を経て市販化にたどり着いたのがパンサーである。最大の特徴は、陸上での最高時速が約128km(80mph)、水域では約72km(45mph)と、水陸両用車として世界トップクラスのスピードを誇る点だ。
しかも、車からボートに変身するまでの所要時間が、たった15秒というのもまた凄い。なお、動力には3.7リッターのホンダ製エンジンと、ポンプジェット推進システムが搭載されているという。
・水上を超高速で爆進する姿は必見
パンサーの走行シーンが収録されている動画「WaterCar Panther – The Most Fun Vehicle on the Planet!」をチェックしてみると……ドバイの皇太子が惚れ込んだのも納得である。パッと見たところ、普通のジープのようなマシンが水上を爆進! 水上オートバイもビックリの性能を兼ね備えているからヤバい。
2017年10月現在、パンサーの気になるお値段は約1400万円(12万6000ドル)からとなっている。日本へ輸送するとなればさらに費用はかかるが、あらゆる場面で他人と差をつけたい方は、公式ホームページでオーダー内容をチェックしてみてはいかがだろうか。
参照元:YouTube、WaterCar
執筆:K.ナガハシ