え!? とっても不思議! 素晴らしい手品を目の当たりにすれば、誰だってそう思うはず。でも同時にトリックを見破りたくもなるものだ。それがシンプルな手品ならなおさらね。
今回ご紹介する動画『Lior Suchard will have you see what you don’t believe』にも、たった3枚のトランプを使った手品が収められているのだが……一体どんな仕掛けなんだ!?
・3枚のトランプを使った手品
これはハートのエース、クローバーの2、クローバーの3のトランプを使った手品だ。まず手品師が観客にカードを見せ、種も仕掛けもないことをアピール。
その後、数字の面が上を向いた状態で扇状に広げられたカードが、ゆっくりと机の上に1枚1枚伏せられていく。手品師の手の動きを見ていると、画面手前から「エース → 3 → 2」と置かれているはずだ。
しかし、次に手前のカードが裏返されると「クローバーの3」が出現! あれ!? そこは「エース」だったはずなのに……!!
・ネット民「見破った!」
これには見物人も不思議すぎて大笑い。その後、同様の手品が繰り返されるも、毎回、不思議な展開に。そして動画はトリックを明かすことなしに終了してしまう。ううーん、なんだかモヤモヤするなあ。
だが YouTube 上には「トリックを見破った!」というコメントが寄せられている。なんでも手品師の手の動きをよーく見ていると分かるようだ。一体どんなトリックなのか? 気になる人は次ページで確認してみよう!
・「クローバーの3」と「ハートのエース」に……
ということで、このページでは YouTube 上に寄せられた「種明かし」を見ていきたい。トリックを見破ったと主張するユーザーネーム Xazur さんによると、「カードにタネが仕掛けられている」のだそう。
「クローバーの2」だけが普通のカードで、「クローバーの3」と「ハートのエース」の右下には別のマークが施してあるというのだ(下記イラスト参照)。
けれども、手品が始まる前には全てのカードが広げられていたし、机の上で1枚1枚めくっていく場面もあった。こんな仕掛け、すぐにバレてしまうのでは?
・カードを持つ親指に注目!
そう思いながら動画を見直してみると……手品師は「クローバーの3」と「ハートのエース」を操るときは、いつだって右下のマークを親指で隠していることに気が付く。惜しげもなく見せてくれるのは「クローバーの2」だけなのだ!
この指摘には「たしかに」「よく気付いたね」などの驚きの声とともに、「簡単なトリックかもしれないけれど、たくさんの練習が必要なスゴ技だ」などの意見が集まっている。
2011年に公開された動画だが、海外メディア『Digg』が紹介したことで再び注目を浴びているもよう。さて、あなたはこのトリックを見破ることが出来ただろうか?
参照元:Digg(英語)、YouTube
執筆・イラスト:小千谷サチ