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「あり得ない場所」に約1キロ分の金を隠して密輸しようとした男が逮捕される

2017年9月28日

違法薬物の密輸でも、今年日本でも話題になった金塊密輸でも、違法な動物の密輸でも、何かを密輸しようと思ったら、どこかに隠さなければならない。密輸を企てる犯罪者たちは、今日もどこかで新たな隠し場所を考えていることだろう。

そんななか、ある男が「あり得ない場所」に約1キロ分の金(きん)を隠して密輸しようと目論み、あえなく逮捕されてしまったという。彼は一体、どこに金を隠していたのだろうか!?

・「歩き方がおかしい」と引き止められた男

英ニュースサイト『International Business Times』によると、男はスリランカのバンダラナイケ国際空港にて逮捕されたとのこと。

同空港からインドに向かっていた45歳の男性が、税関職員に「どうも歩き方がおかしい……」と疑われて引き止められたのだとか。こうして、検査を受けることになった男が全身に金属探知機を当てられると、何やら腰の辺りに反応があったのだという。

・あり得ない場所から約1キロの金が出て来た!

その結果、なんと男の直腸から904.77グラムもの金の鎖が出て来たのである! 450万スリランカルピー(約328万円)相当の金の鎖は、プラスチックの袋4つに分けて入れられていたとのこと。

ちなみに直腸とは大腸の一部で、直接肛門につながっている箇所だ。おそらく逮捕された男は、「袋に入れた金の鎖×4」を肛門から突っ込んで密輸しようとしたのではないかと思われる。

・直腸に違法物を隠して密輸するケースが増加中!?

なんでも、直腸に違法物を入れて密輸するケースが最近増えているようで、今回の肛門金袋男が逮捕された2日前にも同様の事件が。

150万スリランカルピー(約110万円)相当、314.5グラムの金を直腸に入れた女性が捕まり、その前には、卵型のプラスチック容器に大麻と幻覚剤MDMAを入れ、直腸に隠し持っていたカナダ人男性が逮捕されたそうだ。

このような肛門密輸(直腸隠蔽系密輸)は、なにも今に始まったことではなく、大昔から行われている古典的な手法である。過去に流行したファッションやカルチャーに「リバイバル」のブームが訪れるように、肛門密輸もリバイバルなのかもしれない。

参照元:International Business Times(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons

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