近年の「社会現象」と言えば、アニメ映画『君の名は。』の大ヒットは外せないだろう。昨年2016年公開され、新海誠監督の名を一躍世に知らしめた本作。そのヒットは世界へと波及した。
中国でも、2016年12月2日から公開され大ヒットを記録。そんな中、中国版Twitterの「Weibo」にアップされた動画が話題になっている。その動画には、『君の名は。』の中国製フィギュアが映っているのだが……ファッ!? お前……誰だ……?
・主人公の2人……のはず
『君の名は。』には多くの登場人物がいるが、ほとんど余計なギミックはない。そのため、常にストーリーは主人公の立花瀧と宮水三葉の2人を中心に展開する。もし、フィギュアにするならこの2人。というわけで、動画のフィギュアもこの2人……のはずだ。
ネクタイの色も制服も同じだし、この2人に違いない……はずだ。そう、十中八九、瀧くんと三葉なのに断言できない。なぜなら、動画に映し出されたフィギュアは猛烈に拙いのである。
・漂う虚脱感
瀧くんの半開きの口と半分閉じかかったような目には、生気の欠片も見当たらない。塗りも甘々で、髪の毛の端の方が肌になってしまっている。
もちろん三葉も、瀧くんと同じ半目に口半開き。これはマジで2017年に作られたフィギュアなのか? 前前前世に作られたものではなく?
しかしながら、その表情から漂う独特の虚脱感に、癖になりそうな魔力を感じるのも事実。さすが中国……懐の深さは計り知れないものがある。