閉鎖された田舎で起こる連続殺人事件を描いたシナリオゲーム『ひぐらしのなく頃に』。古い風習の残る田舎での連続殺人が独特のあやしい空気を漂わせる本作は、自主制作としては異例のヒットを記録した伝説の同人ゲームである。

そんな本作が発表されて2017年8月で15周年。現在においても、賛否様々な意見が飛び交う本作だが、私(中澤)は大好きだ。そこで、ゲームの舞台である「雛見沢」のモデルになったという岐阜県の白川郷に行ってきたのですよ。にぱー☆

・入り口の駐車場は満車

岐阜羽島まで新幹線で行き、さらに車で3時間ほど走ると白川郷のある高山市に到着。郷の入り口であるせせらぎ公園には、観光客用の駐車場が設置されているが、今回は満車だったため、離れた駐車場からシャトルバスで入り口地点まで戻った。さすが世界遺産

・いきなり聖地

通常、白川郷で有名なのは、なんと言っても雪景色。合掌造りに分厚く積もった雪と、入り口に灯る明かりが、まるでクリスマスケーキの飾りのように幻想的な情景を作る。だが、『ひぐらし』ファンなら夏一択。

・人はいないものとして考える

入り口の橋を渡ると、モロ観光地化しているメインストリートに出る。私が行ったのはお盆の初日だったため、人が多すぎて時代劇村みたいになっていた

人を見ないフリをしながら進んでいくと、園崎本家のような合掌造りが登場。

どうやら「和田家」という家のようだ。中は資料館のような感じだが、居間が園崎本家の居間にそっくり。「綿流し編」の魅音の不気味さを思い出すぜ……。

・観光でも巡礼でもメインのスポット

和田家を出ると、バスに乗って荻町城跡展望台へ。白川郷が一望できるこの場所は、観光のメインスポットだが、『ひぐらし』ファンにとっても重要な場所。そう、古手神社からの眺めとドンピシャなのである。これぞ雛見沢! ひぐらし超鳴いてるー!!

他にもたくさんの聖地がひしめき合う白川郷。音、景色、雰囲気、全てがゲームの中に入ったような世界観だった。『ひぐらし』ファンは村を歩くだけでも感動の嵐だろう。

・一般観光にもオススメ

また、絵に描いたような日本の原風景が残るこの場所は、普通に観光でも楽しめること請け合いだ。白川郷の店の店員さんに聞いたところ、「お盆などの連休を外せば観光客はかなり少ない」とのことなのでお役に立ててくださいなのです。にぱー☆

・今回紹介した聖地の情報

名前 白川郷
住所 岐阜県大野郡白川村荻町2495−3

Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼以下、夏の白川郷の風景














▼和田家内部





▼合掌造り



▼張り替えたばかりの屋根は色が違う



▼泊まった旅館に『ひぐらしのなく頃に』が全巻揃っていた

日本、〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町2495−3