芸人でありながら、楽器演奏に長けている人は意外と多い。たとえばフットボールアワーの後藤輝基さんはギターコレクターであり、ギターの腕前もなかなかのもの。野生爆弾のくっきーさんもまたギタリストであり、2人は「アメトーーク!」(テレビ朝日)の『チョット弾けますギター芸人2017』に出演している。
2人が楽器演奏できることは結構広く知られているのだが、意外にもアノ芸人もまた楽器を演奏することができる。その人物とは小籔千豊(こやぶ かずとよ)さんだ。小籔さんはドラムを叩くことができる。しかもかなりの腕前! 川谷絵音さんが絶賛するレベルなのだ。
・番組の企画
小籔さんのドラムの実力が明らかになったのは、BSスカパー! のバラエティ番組『BAZOOKA!!!』の企画でのこと。この企画で、番組メンバーの小藪さん・くっきーさん・中嶋イッキュウさんの3人でバンドを結成することが決まり、プロデューサーとして川谷絵音さんを迎えることになったのである。
・川谷さんも評価
まず、川谷さんは小籔さんとくっきーさんをスタジオに呼び出し、2人の実力をたしかめることに。そして小籔さんは、ゲスの極み乙女の曲『私以外私じゃないの』をドラムで披露したのである。
川谷さん本人の前で演奏するだけでも、かなりのプレッシャーのはず。ところが、小籔さんはかなりスムーズに演奏をしている。緊張しているはずなのだが、相当叩き慣れている印象。この演奏に対して、川谷さんも「上手い」と評価しているのだ。
また、小籔さんの実力を知ったネットユーザーからも驚きの声が上がっている。彼がドラムを叩く姿はテレビではほとんど紹介されたことがないため、「まさかここまで出来るとは!?」と驚いている人が多いようだ。
・あるプロは辛口採点
そこで、小籔さんの腕前についてあるプロミュージシャンに意見を求めたところ……以下のようなコメントを得ることができた。
「確かにウマいですね。動きが付け焼き刃ではなく、身に染みついた感じがするのがスゴイ。ハイハットのキレが悪いのはちょっと気になりますが、普通にウマいっす。ただ、プロ級かと言うとちょっと違う気もします。
まず、叩き方がカッコ悪い。テクと同じかそれ以上に、楽器演奏は “弾き姿” のカッコ良さも大事ですから。魅せることを意識すればもっと良くなるんじゃないかな。まあ、かくし芸としては凄いですね」
──とのこと。
ちなみに、このミュージシャンはCDデビューをしているとはいえ、川谷さんと比べたら足元にも及ばない知名度の人物である。人のこと言ってる場合か……。
とにかく、小籔さんらが結成した新バンドの今後が楽しみだ。来年の夏あたり、フェスデビューすることもあるかも? 今後の活躍に期待したい。
参照元:BSスカパー!「BAZOOKA!!!」、Twitter @koyabukazutoyo
執筆:佐藤英典
▼小籔さんの演奏は19:20頃〜
https://www.youtube.com/watch?v=7OznWqi9NwM
まだまだですが
わたくしバンド3つやってまして吉本新喜劇ィズでドラム
チャットモンチー大阪支部でドラム
そして新たにこのバンドです/ 川谷絵音プロデュースBAZOOKA!!!バンド始動 – YouTube https://t.co/fbN40cRmGq
— 小籔千豊(吉本新喜劇) (@koyabukazutoyo) August 9, 2017