断言できる。私(佐藤)はいまだかつて、これほどまでに運動をがんばったことがない。まさか40歳をすぎて、真剣に練習に励む日が来るとは夢にも思わなかった。2017年7月28日、ついにポールダンサーとしてパフォーマンスデビューを果たしたのである。

ただの筋トレのはずだったのに、気が付けばどっぷりとハマって、7月は週3でスタジオに通う日々。こんなに一生懸命スポーツに打ち込んだことはない! デビューを踏まえて8カ月間の成果をお伝えしよう!

・ポールダンスを始めるきっかけ

そもそも私がポールダンスを始めるきっかけになったのは、2016年12月某日に新宿2丁目のALAMAS CAFEの前を通りかかった時にさかのぼる。その日、このお店でパフォーマンスをする予定だったCHIEさんに声をかけられたことから始まった。

彼女自身がポールダンサーであると共に、ポールダンススタジオ「LUXURICA」のスタッフであったために、私をレッスンに誘ってくれたのだ。

・「やる」と決めたら

それから約8カ月。週1回レッスンに通って日々練習を重ね、いつか人前で披露できる日を目指してきた。そうしてようやく当日を迎えたのである。正直なところ、7月に入っても人前で披露できるほど上達したとは思っていなかった。

だが、やると決めたら出来ていなかった技も自然とできるようになっていた。「出来ない、出来ない」と思ってジッとしていても、何も出来ない。「やる」と決めたら、出来るようになる。そんな当たり前のことをこの1カ月で学んだ気がする。

そんなこんなで、私が出演させて頂くイベント「サロン牛小屋」の日を迎えたのだ。

・出来なかった逆立ち

私が自分で課題に掲げていたことがひとつある。それはポールを片手で掴んで逆立ちすることだ。これを序盤の技のひとつに盛り込みたかったが、6月頭の段階で、三点倒立さえ出来ていなかった

そこで毎日逆立ちを練習した結果……。

完ぺきではないながらも、何とか形にすることが出来た。パフォーマンスの最初にコレを決めることが出来て、とても安心した。

・ポールに不安があったが……

実はパフォーマンスを披露する直前、お店でリハーサルできたのは1回だけで、しかも30分程度。お店のポールはスタジオのポールよりも若干細く、ポールの材質が違うために、少し手が滑る印象があった。もしかして、滑り落ちるのでは? と不安に駆られていたのだが、脚だけで身体を支える「テイクバック」も……。

手だけで身体を支える「ヘリコプター」も、形にすることができた。

・2人でコンビネーション

何より嬉しかったのは、すべての始まりを作ってくれたCHIEさんと共演できたこと。彼女の逆上がりを私がポールの上に座って受け止めるコンビネーションを決めることができた。

・体型に変化は?

そんなこんなで、ここ3カ月の肉体を振り返ると、めちゃくちゃ頑張った割りには、体型に大きな変化はない。

毎月微々たる変化しかないのだが、それでもほんの少しずつ引き締まってきているとは思っている。気のせいでないことを願うばかり……。

・さらに精進!

いずれまた披露する機会を設けて、それに向けて練習に励んでいきたいと思うので、見に来られる人はぜひともパフォーマンスを見て欲しい。ポールダンス佐藤はさらに技に磨きをかけるぞ~ッ!!

協力:ポールダンススタジオ「LUXURICA(ラグジュリカ)」(※男性は紹介制)、ALAMAS CAFE
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼やれば出来る!

▼佐藤をポールダンスに誘ってくれたCHIEさんと