パクリ作品・作画崩壊の宝庫と言われる中国アニメ。中国人でさえ「中国のアニメはダメだ」と嘆いているとかいないとか。だがしかし、そんな中国アニメで超絶クオリティーの作品が生まれていることは、以前の記事でもお伝えした通りだ。

つまり、現在の中国アニメは玉石混交。そして芸術において、新しいムーブメントは常にそんなカオスの中から生まれてくる。今回、またしても超絶クオリティーすぎる中国アニメが爆誕したためお伝えしたい。飛び交うチョーク! 駆け上がる机!! たった90秒なのにワクワクが止まらねェーーーー!

・90秒のPVが公開

2017年4月1日にPVが中国の動画サイト「bilibili」に公開されたこのアニメ、名前は『武塾』だ。制作は中国の動画スタジオ「绿怪研」が手がけている。

・名前に偽りなし

動画を再生してみると、中国4000年の歴史を感じさせる壮大なBGMと机の山を背景に、物差しやチョークなどを武器に戦う男女たちの姿が。その名前に嘘偽りなし。ガチで『武塾』や

しかし、中国を感じさせつつも現代的なサウンドといい、なめらかに動くキャラの描写といい、クオリティーはかなりのものだ。バトルなんて骨がぶつかる音が聞こえてきそうな迫力である。

・中国の “今” を感じるセンス

さらに、中国4000年の歴史と現代的な感覚が融合した世界観や美術は、なんだかアニメ制作会社『シャフト』を思わせる異世界感。中国アニメの “今” がここにある!

90秒間、息つく暇もなく惹き込まれてしまった。なお、現在出ている情報はPVだけで、この先何か予定があるのかも不明だが、叶うならぜひストーリーのあるバージョンも見てみたいものである。頑張れ「绿怪研」。

参照元:bilibili
執筆:中澤星児