日本で不定期に放送されるスポーツエンターテイメント番組『SASUKE』は、『American Ninja Warrior(ニンジャウォーリアー)』のタイトルでアメリカでも放送されて人気を呼んでいる。
そんな、米版『SASUKE』にパーキンソン病の男性が出場して、全米に感動の渦を巻き起こしているという。試練に負けずに前進する彼の姿を見たら、きっと何か考えさせられるのではないだろうか。
・20代でパーキンソン病だと診断された男性の人生が一転!
米イリノイ州に住む41歳のジミー・チョイさんは、27歳という若さでパーキンソン病だと診断され、人生が一転してしまったのだという。ちなみにパーキンソン病とは、脳の異常のために、体の動きに障害があらわれる病気だ。
米版『SASUKE』に出場した動画で、彼は激しく震える手で靴の紐を結んだり、シャツのボタンを留めるのでさえ思い通りにできず……怒りを感じると同時に鬱状態になっていたと語っている。しかし、5年前にエクササイズがパーキンソン病に効果的だと知った彼はジョギングを始め、13のマラソン大会で完走するほどに!
・米版『SASUKE』に出場するを決意!!
そして彼は、同じくパーキンソン病を患う米俳優マイケル・J・フォックスが設立した基金のためにスポーツイベントに参加。今までに10万ドル(約1140万円)以上の寄付を集めたという。
さらに、同疾患への意識を高めるために活動を始めた彼は、昨年から娘と一緒に『SASUKE』用のトレーニングを受け始め、番組に出場することを決意。こうして、難関コースに挑むこととなったジミーさんには、マイケルからビデオメッセージで激励の言葉が贈られ、会場からも大歓声が上がったのだった。
・試練に負けずに前進し続ける姿に感動!
多くの声援で会場が沸き立つなか、ジミーさんは困難なコースを見事に2つこなし、その姿に感動した観客のなかには立ち上がって拍手を送る人も! 残念ながら3つ目のコースをこなすことができなかった彼だが、難病という試練に負けずに前進し続ける姿に、多くの人が感動していたようだ。
人生では何が起こるか分からない。思いかげず苦境に立たされたり、困難を乗り越えなければならなくなることもあるだろう。そんな時に、ジミーさんのような強いハートを持った人をお手本にしたいものである。