エンナァジイイイィィィッッ! みんなエナってるか? また会ったな。エナジードリンクをこよなく愛する男、エナジーマン。中の人が変わってから2回目の登場だ。いや、中の人なんていねーって言ってんだろ。俺は俺だっつーの。エンナァジイイイィィィッッ!
前回、西友の『エナジードリンク』がヤベえっていう話をしたと思うんだけど、やっぱりエナジードリンクっていったら『レッドブル』だと思うんだ。これは寿司でいったらマグロみたいなもんで、まあ絶対王者だよな。ところで、レッドブルって日本版と海外版だと味や中身は違うのかな? 気になったんで飲み比べてみたぞ!
・日本 vs アメリカ
今、手元には日本版レッドブルと、アメリカ版レッドブルの2本がある。どちらも250ミリリットル缶だ。なぜアメリカのレッドブルを持ってるかって? 俺を誰だと思ってるんだ。エナジーマンだぞ。エナジーマンの元には世界中からエナジードリンクが届くんだ。スゲーだろ。
まあ本当のことを言うと、この前アメリカに行った時に自腹で買ってきたんだけどな。エナジーマンにもいろいろあるんだぜ……。それはともかくとして、この2つに違いがあるのか気になったので、缶の成分表示をよ~く見てみた。
・成分に差はあるのか?
なんとなくアメリカ版の方が強力そうなイメージがあったのだが、実際はどうなのだろう? エナジードリンクといえば、とにもかくにもまずはカフェインだ。日本版には100ミリリットル当たりに32ミリグラム入っていて、つまり1本当たり80ミリグラムである。対するアメリカ版はというと……。
1本当たり80ミリグラム。なんだよ、同じじゃねーか! それ以外にも、缶の表記を見る限り入っているものは基本的には変わらない。細かいことを言うと、日本版には微量のビタミンB2が含まれていて、アメリカ版には含まれていない、などはあるけどな。
・大きな違い「タウリン」
だが、1つだけ非常に大きな違いがあることを知っているかな? そう、アメリカ版には日本版と違ってタウリンが含まれているのだ! 栄養ドリンクでおなじみ、疲労回復に効果があると言われるタウリン。この成分が、アメリカ版に限って含まれているのである。
しかし、なぜか何グラム含まれているのかという表記はない。「とにかく入ってんだよ!」というアメリカの逆ギレが聞こえてきそうなので、まあ大目に見てやるか。日本版にはタウリンのかわりに、アルギニン(アミノ酸のひとつ)という成分が100ミリリットル当たり120ミリグラム含まれていた。
・日本版にタウリンが入っていない理由
その理由をレッドブル・ジャパンに問い合わせたところ、「日本ではレッドブルを清涼飲料水として販売しており、タウリンが含まれると清涼飲料水としての販売ができなくなるから」という回答があった。そのため、タウリンではなくアルギニンが入っているそうだぞ。
・飲み比べてみた
さて、それではこの2つのレッドブルを飲み比べてみるとしよう。一体どちらがウマいのか? そもそも味に違いはあるのか!? このエナジーマンが判定してやるぜェ! いただきエンナァジイイイィィィッッ!!
・見た目からして違う
と言いつつ、正直なところ味なんてほぼ一緒だと思っていた。同じレッドブルなのだから。だがしかし! カップに注いだ2つを見比べてみると、なんと色が若干違うのだ。アメリカ版は、日本版よりも色が少しだけくすんでいるではないか。
・味も違う?
実際に飲んでみると……むむ? 味はだいたい同じか……? いや! わずかにだが、日本版の方が甘みが強い気がする。アメリカ版は日本版より甘さが控えめで、なんとなく大味であるような……。俺としては、日本のレッドブルの味の方が好みだ。
・結論
元祖エナジーマンである編集長・GO羽鳥にも飲んでみてもらったところ、「アメリカ版の方がスカッシュ感がある」という感想が返ってきた。やはり確実に違いは存在するようだぞ。大発見キターーーーッ! これにより、レッドブルの日本版とアメリカ版を比較すると、成分どころか味も違うという結論が出たのである。
これにはエナジーマンもびっくりだぜ……。それにしても、実りある検証だったな。さすが俺だ。てなわけで検証は終了するが、最後に注意しとくぞ。エナジードリンクの飲みすぎは絶っ対ダメ。適量を飲むようにな! ではまた会おう。エンナァジイイイィィィッッ!!