ロケットニュース24

【検証】東京は信号が多すぎる! 車とランニングどちらの方が早いのか試してみたらこうだった

2017年7月3日
提供:日産自動車株式会社

あなたは日本にいくつの信号があるかご存じだろうか? 警察庁によると日本には、実に20万7738もの信号が存在するという。これを1k㎡あたりの信号密度で計算すると、イギリスの5倍、アメリカの16倍だというから、日本はまさに「信号大国」と呼んで差し支えあるまい。

中でも信号がもっとも多いのは東京都で、都心ともなれば「走った方が早いんじゃねーの?」と思うこともしばしばである。……というわけで今回は、東京のど真ん中で、車とランニングはどちらが早いのか検証してみたのでご覧いただきたい。

・信号大国ニッポン

信号についての情報は、日産が公開している動画『日本は世界最高クラスの信号大国!?』に収録されている。信号が必要不可欠な存在であることは言うまでもないが、車の場合、

「一般道では1時間あたり15キロしか進んでいない」

というデータを見ると、マジでランニングの方が早い気がしなくもない。これは……やるしかねえ。

・新宿から渋谷まで約4.5キロ

今回は東京のど真ん中 “新宿-渋谷間” で検証を実施。約4.5キロの道のりで「車とランニングどちらの方が早く到着するのか?」を争うシンプルなルールである。車は私、P.K.サンジュン、ランニングは最近ダイエットに成功し、体力的には絶好調のGO羽鳥が担当することになった。

検証を行うコースにはざっと25台の信号があるが、果たしてランニングの方が車より早いなんてことはあり得るのだろうか?

そして平日の15時頃、いざ検証開始! 15時というとそれなりに道が混んでいる時間である。快調なスタートダッシュを決めてあっという間に見えなくなったGO羽鳥を追いたいところだったが、早くも1つ目の信号で捕まってしまった。

その後、走れば3分かからない明治通りに到着したのは、もうすぐ10分に差し掛かろうかというタイミング。だがしかし、大通りに出てしまえばこっちのもんだ……! 一気にランニングマンGO羽鳥を捕えるだけである!!

……が、快調に走ったかと思いきや、またしても信号に捕まり、なかなか思うように進めない。スタート地点から半分を経過した北参道のあたりでも、GO羽鳥の影を捕えることは出来なかった。……ヤバいヤバいヤバい! 負けちゃう負けちゃう負けちゃう!!

──そのときだった。もうゴールまでは1キロ強、原宿の手前でGO羽鳥を発見! いーーーたーーーーーー!! 正直楽勝だと思っていたので「タクシーでも使ってんじゃねーの?」と疑っていたが、GO羽鳥は汗だくで必死に走っていた……。

すると何故だろう? 今度は私の中に “追い抜きたくない気持ち” が芽生えて来たではないか……。しかしこれは勝負、「がんばれー!」と声を掛け一気にGO羽鳥を抜き去った。サヨナラGO羽鳥……マジでよく頑張ったよ……。

だがだがしかし、だがしかし。今度は表参道の交差点で信号待ちしていたところ、再びランニングマンに追い抜かれた! ……チックショォォォオオオオ!! たった数メートルだったが、追い抜かれるとマジで悔しい!

結果として、ゴールの渋谷までは、車が25分52秒、ランニングが28分12秒と、2分ほどの違いしかないことが判明した。

もちろんGO羽鳥も信号に捕まっているし「歩道は人が多すぎて走りづらかった」とも語っていたから、折り合いによってはランニングが勝つ可能性も十分あったハズだ。というか、ワイナイナなら完全に車より早いに違いない。まとめると、

「新宿から渋谷までは車の方がやや早い。原宿までならほぼ互角。ワイナイナならランニングが圧勝」

ということになった。都内を走るドライバーなら、誰しも1度は「もう走っちゃった方が早いんじゃね?」と思ったことがあるだろうが、意外とその考えは間違っていないぞ。環境が許すならば、思い切って走ってしまうのもアリかもしれない。

参考リンク:YouTube「日本は世界最高クラスの信号大国!? 」NOTE e-POWER
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24

▼日産の信号にまつわる動画はこちら。

▼得意じゃないと語っていたが、GO羽鳥善戦! よく頑張った!!

▼車の勝利であったが、ランニングもちょっとしか変わらない! 信号大国やで、日本。

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