こんなことってあるのかよ……。思わず唾をゴクリと飲み込んでしまいそうなキックボクシングの動画が話題になっている。2017年6月10日にフランスのパリで行われた「マーセル・グローエンハート vs ハルト・グレゴリアン」の試合は、これまで見たことないような結末を迎えた。
なんと試合中にもかかわらずグレゴリアンが相手に背を向けると、そのまま背後から殴られてKO。思わぬ形で試合が終わってしまったというのだ。果たしてどんな展開だったのか。詳しくは次の通りである。
・いきなり相手に背中を向けるグレゴリアン
動画を再生すると、第2ラウンドのはじめから激しく打ち合う両者を確認できる。パンチと蹴りが飛び交い、まばたきができないくらいような攻防だ。しかし、グローエンハートの膝がグレゴリアンの顔面に入った次の瞬間に事件は起きた。
脳しんとうでゴングが鳴ったと勘違いしたのか、グレゴリアンは試合中にもかかわらず、いきなりクルッと背を向けるとコーナーへ向かって歩き出すではないか。おいおい……と思ったところで、グローエンハートが背後から強烈な右フック! そのままKOとなり、試合は思わぬ形で終了したのだった。
・仕方ないKOか
さまざまな推測ができるシーンだけに、グローエンハートの追撃には賛否両論あるかもしれない。だが、格闘技はやるかやられるかであり、自分を守ることができるのは自分自身だけという厳しい世界。そう考えると、背後から殴ったグローエンハートの行為を誰も責めることはできないだろう。
・まさかのファン乱入
試合後も会場は騒然としており、グローエンハートの行為に激怒したと思われるファンがまさかの乱入と荒れに荒れた。すぐさま警備員に取り押さえられたものの、なんとも後味の悪い結果となったのは言うまでもない。
参照元:YouTube、THE SUN(英語)
執筆:原田たかし