技術の発達が目まぐるしい現代で、世界トップクラスの自動車を作り出すことは容易ではない。そんな中、停止状態から1マイル(約1600m)先のゴールを目指す競技で、あるマシンが世界最速記録を更新したという。
そのマシンとは、米国のカスタムショップ「M2K MOTORSPORTS」がチューンナップした『フォードGT』だ。今回は、驚異的な加速力を備えたモンスターマシンが爆走する様子を、動画とともにお届けしたい。
・2000馬力のパワーを授かった「フォードGT」
前述の通り、ご紹介するのはチューンナップされたフォードのフラッグシップスポーツカー「フォードGT」が、米国テキサス州で行われている1マイル先のゴール地点での速度を争う「テキサス・マイル」で、世界最速記録(2017年3月28日時点)を更新した時の映像である。
ちなみに、動画に登場するフォードGTには、2基の巨大なターボチャージャーが付いたフォード製5.4リッターV型8気筒エンジンを搭載。その最高出力は、なんと2000馬力以上にも及ぶというから驚くしかない。
走行シーンを確認すると、スタート時の派手なホイールスピンもなく穏やかな走り出しに見えるが、スピードの伸びは驚異的! ゴールまで加速感が衰えないところは、さすが世界最速マシンといったところだ。
そして結果だが、な、なんと、293.6mph(時速約472.5km)でゴール! オイオイ、たった1600mでこのスピードまで到達するってマジかよ……。衝撃の走りが気になる方は、ぜひ動画を確認あれ!!