鍋料理やパスタ、炒め物に重宝するキノコは食卓に欠かせない食材である。安くてカロリーも低く、食物繊維が豊富なため日常的にキノコを食べているという人は多いだろう。
しかし、そんなキノコが内臓で育ち始めたらどうだろうか!? なんでも、ある中国人女性の十二指腸内でキノコが育ち、最大で7センチの大きさに成長していたというのだ!
・十二指腸でキノコが育っていた中国人女性
中国の浙江省金華市(せっこうしょうきんかし)で、50歳の匿名女性が激しい腹痛を訴えて病院を訪れたという。医師は患者の胃痛の原因を突き止めるためにメディカルスキャニングを何度も行い、内視鏡検査の結果、なんと彼女の十二指腸内でキノコが育っていたことが判明したのである!
ありえない場所ですくすくと成長していたキノコのなかには、最大で7センチもの大きさになるものもあり、緊急でキノコが取り除かれる手術が行われたとのこと。
・乾燥キノコを水に戻さずに調理したことが原因!
なぜ、十二指腸でキノコが育ってしまったのか不思議に思う人がいるだろう。なんでも、その女性は乾燥キノコを水に戻さずにそのまま調理して、よく噛まずに飲み込んだことが原因でキノコの菌が内臓で成長してしまったようなのだ。
キノコが十二指腸を塞いでしまったことが腹痛の原因になっていた訳だが、医師によれば、キノコの菌が内臓で育つことは「ありえる話」なのだという。
・乾燥キノコの取り扱いには注意が必要!?
その後、女性は無事に手術を終えて回復に向かっているとのことで、手術を行った医師は、乾燥キノコを食べる時はしっかり水に戻してから調理して、よく噛んでから飲み込むことを推奨している。
筆者も乾燥シイタケをよく料理に使うので、このニュースには「ゲゲ!」と驚いてしまった。読者の皆さんもこんな目に遭わないように、乾燥キノコの取り扱いには十分注意して頂きたいものである。
参照元:Mail Online、Mirror(英語)
執筆:Nekolas
Photo:Rocketnews24.