福岡生まれ関西在住の記者。故郷の味はズバリ……うどんである! 「ラーメンじゃないの?」と思うかもしれないが、福岡はうどんだってスゴイのだ。県内には “うどん発祥の地” であることを示す石碑が立っていたり、ラーメン店よりうどん店の方が多いかもしれないという話も聞く。
そして、福岡のうどんといえば “ごぼう天うどん” !! ガッツリごぼうが入っている感じがタマラナイのだ。食べたい。食べたいよ、ごぼう天うどん! 今回訪れた『うどん屋麺之介』のうどんは、大阪にあるのにそんな欲求を十二分に満足させてくれるシロモノだったことをお知らせしたい。
・天下の台所である大阪人の舌もうならせるウマさ
大阪の国立文楽劇場すぐそばに店を構える「うどん屋麺之介」。記者がこのお店を知ったのは、1人さびしく大阪で飲んでいた時のこと。隣の席に座っていたオジサマが「あそこのうどんは飲んだ後のシメにええで~。福岡出身なら絶対に気に入る」と教えてくれたことがきっかけだ。
天下の台所である大阪の地元民が絶賛するなら間違いないだろうということで、さっそく足を運んでみた次第。訪れたのは、お昼時ということもあり満席だ。あちらこちらから「ごぼ天お願い」と言う声が聞こえてくる。定番メニューとして親しまれているのだろう。これは期待が高まる!
・椀からあふれ出すごぼう天
記者が注文したのは「肉ごぼううどん(税込940円)」。わくわくしながら待つこと数分、遠目にもかなりの存在感を放つヤツが運ばれてきた。同店のごぼう天は大きいと聞いていたがここまでとは……椀から飛び出しとるやんか! これはナカナカにボリュームがあるな。
サクサク熱々のうちにいただくとしよう。手のひらサイズのごぼう天はしっかりとした厚みがあり、口に入れた瞬間に香りが広がる。これこれ、これですよ!! 福岡のうどん麺はコシがなくユルっとしているが、同店のうどんは若干のコシが特徴だ。讃岐うどんと福岡のうどんとの中間といったところか。
・豊前裏打会加盟店
ちなみに同店は、北九州の小倉南区でうどん麺を愛する人たちによって作られた「津田屋流 豊前裏打会」に加盟している。麺にこだわり、修行を受けて許可をもらわないと名乗れないのだとか。麺が独特であるのには、そういった理由があるのだろう。
よくある福岡のうどんとは少し違った印象を受けるものの、これはこれで美味しい。というか、かなり美味しい。ごぼう天も麺も出汁もすべてにおいて、満足度が高い。大阪で福岡のうどんが恋しくてたまらなくなった時には、全力でオススメしたい店舗だったぞ。
・今回ご紹介した店舗の詳細データ
店名 うどん屋麺之介 大阪店
住所 大阪府大阪市中央区高津2-8-10
時間 11:30〜15:00(L/O14:30)、18:00〜23:00(L/O22:30)
定休日 月曜日
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼椀からあふれ出るごぼう天
▼手のひらサイズです
▼出汁もうんまい
▼福岡のうどん屋さんお約束のかしわめしもある
▼近鉄日本橋駅からすぐ
▼福岡出身の記者も大満足でござる