社員食堂。それは選ばれた人間だけが利用できる特別な場所。どんなに偉い人だって、どんなグルメさんだって、複数の企業の社員食堂を利用することはそうそうあるまい。企業の知られざる心臓部、それが社員食堂だ。
今回潜入したのは、大阪府に本社を構える株式会社マンダムの社員食堂である。そう、ギャッツビーのマンダム、ルシードのマンダム、そして「うーん、マンダム」……のマンダムだ。果たして男性用ボディケア用品トップのシェアを誇るマンダムの社員食堂は、どんなものなのだろうか?
・マンダムとは
まずはざっとマンダムのおさらいをしておこう。冒頭でもお伝えした通り、大阪府に本社を構えるマンダム。整髪料やフェイシャルペーパーなど、男性用化粧品をメインに手掛ける超大手メーカーである。男性のオシャレを末永く支え続ける野郎共のパートナー、それがマンダムだ。
今回は別件の取材ついでに社員食堂を利用させてもらえることに。超ラッキー! 12時過ぎの社員食堂は活気にあふれており、広々と開放的な造りもなかなかお洒落である。そしてふと気付いた……あれ? 誰もスーツ着てなくない?
・髪型も服装も自由
実はマンダムではスーツ着用の義務がないらしく、髪型は茶髪でも余裕でOK。中には胸元くらいまでロン毛の男性社員もいたが、何の問題もないという。ある意味でオシャレをビジネスにしているマンダムらしい、実にカッコいい社風と言えるだろう。
それはさておき肝心の社員食堂だが、日替わり定食から丼物、さらにラーメンやパスタなど種類が豊富。不足しがちな野菜もしっかり使用されており、栄養面もバッチリだ。価格も300円代のメニューがほとんどだったから、多くの社員が利用するというのも頷ける。
今回いただいたのはA定食で、ご飯とみそ汁、メインと小鉢が付いて300円であった。この日のメインは “牛肉の炒め煮”で、ご飯は玄米に変更。なお、ご飯の量は多めや少な目が選べるぞ。
・飽きの来ない味
お味の方はというと、これまたしっかりウマい。ミシュランレベルにウマいかと言われればそうではないが、何気なく食べていられる優しい味である。派手さはないものの、ほぼ毎日いただく料理としては最高レベルのクオリティと言っていいだろう。
男性たちにワックスやフェイシャルペーパーが欠かせないように、マンダムの社員たちにとっても社員食堂は決して欠かせない存在であった。「自由な服装や髪形で仕事したいんだ!」という人は、メチャメチャ勉強してマンダムに就職するのもありかもしれない。優しい味の社員食堂も待ってるぞ。
取材協力:マンダム
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼この日のメニュー。
▼小鉢は数種類の中から選べる。
▼こちらはB定食のメイン。魚のフライ。こういう普通のがいいのよ。
▼定食以外にも、丼やラーメン、パスタなど種類も豊富だった。
▼開放的でお洒落。うーん、マンダム。なお、あたり前だが一般の人は利用できないぞ。