ウンコの安住の地・トイレ! 人類にとって切っても切り離せない関係にあるトイレは、できれば常に清潔に保っておきたいもの。だが、私(中澤)の部屋のトイレは汚い。どれくらい汚いかと言うと、アフリカからアジアまで世界中を股にかけるロケットニュース24の編集長・GO羽鳥も「インドの安宿より汚い」と断言するほど。
しかし、慣れとは恐ろしいものだ。そこまでのレベルのトイレでも私は普通に使えてしまう。なんならユニットバスなので、そこでシャワーも浴びてる。だが、ある日、仕事から帰ってきたら、そんなトイレがピカピカになってた。一体何が起こったというんだ!?
・職人が掃除してくれた
変化はトイレだけではなかった。部屋に人がいたのだ。その人物は「グビグビ」ビールを飲んでる。だ、誰だ、コノヤロー!
???「俺だバカヤロー!」
──よく見ると、そこにいるのは、私がギターを弾いているバンド「フリサト」のベース・享史(きょうじ)だった。そう言えば今朝連絡来てたな。「掃除に行く」と。
ハウスクリーニングを仕事にしている彼は、日ごろから私の部屋が汚部屋すぎることを気にしていた。新年をフレッシュな気持ちで迎えてほしいという想いから遊びで掃除してくれたのだという。良いヤツかよ!
・肥だめトイレがピカピカ
だが、その手腕はさすがプロである。享史いわく「遊びなので市販品しか使っていない」にもかかわらず、電気をつけても真っ黒だったトイレが、入居当時に巻き戻したようなピカピカさに戻っていた。しかも、かかった時間は2時間ほどとのこと。私が掃除した時なんて、1日かかって落としきれなかったのに……トイレの神様かよ!!
今後のためにも、コツを聞いておきたいところである。そこで、享史に楽に汚れを落とすテクニックはないのか聞いてみたところ、衝撃の答えが返ってきた。「片栗粉」を使った汚れ落としのテクニックとは一体!? プロが語る掃除の裏ワザは次ページで!
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
【衝撃】インドの安宿より汚い肥だめトイレがピカピカに! 汚れ落としのプロが語った「裏ワザ」がコレだ!!(その2)
インドの安宿より汚い肥だめトイレを市販品でピカピカに磨き上げた享史は、「匿名なら」という条件で裏ワザを教えてくれた。というわけで、ここから先のインタビューに答えてくれたのは、自営業でハウスクリーニングを行っている30代男性、「礼々々野享史(れれれのきょうじ)さん」(仮名)である。まず、あの汚れをどうやって落としたんですか?
・汚れの落とし方
享史さん「まず、塩素でカビを落とした後、サンポールで汚れを落とした。塩素と酸は混ぜると危険だから同時には使うんじゃねえぞバカヤロー」
──バカヤローって言うほうがバカなんですぅ!
享史さん「こんな汚いトイレは、廃墟のレベルだ。だからお前はバカヤローだバカヤロー」
──了解です。じゃあ汚れを落としたコツは何かないのかコノヤロー
・裏ワザの片栗粉
享史さん「片栗粉だバカヤロー」
──意味わかんねえぞコノヤロー
享史さん「塩素はサラサラしてるから、カビに付着する時間が短いんだバカヤロー。だから、塩素を片栗粉とお湯で溶いてトロみをつけて撒いた後、ビール一本飲んでタバコ一本吸ってから洗い流したらちょうど良いんだバカヤロー」
──マジで裏ワザっぽいじゃねぇかコノヤロー。ありがとうコノヤロー。
享史さん「ちなみにカビキラーよりは塩素の方が強い。カビは体に毒だから気をつけろバカヤロー」
──以上である。今回のお礼に享史さんにはインド料理をご馳走した。享史さんの心意気を無駄にしないためにも、これからはトイレを綺麗に保つようにしたいと思う。口は悪いが人情に厚い北の男・享史さんの裏ワザ、しつこい汚れやカビに困っている人はお試しあれ。
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼掃除してくれたお礼にインド料理をご馳走