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弁当には、途方もない種類がある。昼食にコンビニ弁当や、持ち帰り弁当店を利用する人も多いだろう。電車で遠方に出かける時には、駅弁を購入するだろうし、自炊でお弁当を作るということもあるかもしれない。弁当とは、日本人とは切っても切れない、いわば日本のふるさとである。

あらゆる弁当のなかで、もっとも突飛な一品を、私(佐藤)は現在東京ドームで開催中(2017年1月15日まで)の「ふるさと祭り東京」で発見した。その弁当は、毛ガニがしがみついているような一品だ。どうやって食うんだよ……。

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・オホーツク海の毛ガニ

この奇抜な弁当を販売しているのは、北海道の食の魅力を存分に伝えるエリア「ザ・北海食道」にある、枝幸永光水産のブースだ。同店は今回が初出展とのことである。

オホーツク海に面した枝幸町は、毛ガニの水揚げが日本一なのだとか。その強みを生かして、毛ガニ料理の販売を行っている。毛がに1匹まるごと弁当(3800円)は、ここの目玉である。実物を買って、じっくりとその弁当の様子を見てみると……。

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弁当にカニがしがみついている……。まるで毛ガニがフタみたいになってるじゃないか。これどうやって食うんだ?

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・ご飯がおかず

弁当というより、毛ガニそのもの。カニの下には酢飯が入っており、毛ガニをおかずにご飯を食うことになる。だが、ご飯の方が完全におかずのような扱いじゃないか。

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実は殻には細かく切り込みが入っており、身を取り出し易くなっている。甲羅にはミソとカニの身がギッシリだ。こりゃぜい沢!

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・苦労して身を取った甲斐がある

切り込みが入っているとはいえ、カニの身を取るのは結構大変。できることなら、持ち帰ってじっくり家で食べた方がいいだろう。東京ドームのベンチで、殻からカニの身を取るのはかなり大変だった……。

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とはいえ、カニの旨さは間違いない! ミソと合わせると、至極の美味しさである。ほんのりと甘い身は、一口食べるだけで悶絶級!

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・価格を超える価値がある

長時間格闘した結果、ご飯の上にカニの身の山を築き上げることができたぞ。その上から取っておいたミソを乗せると、極上カニ丼の完成だ!!

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販売価格は3800円。その価格を超える味と言っていいだろう。甲殻類好きは要チェック! 見た目もさることながら、味にもビックリの弁当である。

参考リンク:ふるさと祭り東京
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24