甘辛いみそと豚かつのハーモニーがおいしい名古屋名物「みそかつ」。全国でも普通に浸透しているこの料理だが、本場の名古屋を訪れた時はついつい食べたくなるものの1つだ。
先日、名古屋に行った時のこと。みそかつチェーン店「矢場とん」で気分だけでも名古屋を味わおうと入店した私(中澤)は、メニューの片隅に「マヨネーズ(50円)」のトッピングを発見した。みそかつにマヨネーズって合うのか? 気になったので注文してみたところ……相性抜群どころじゃねぇ! パンドラの箱を開けちまったァァァアアア!!
・強すぎるゆえのマヨネーズの悲哀
そもそも、マヨネーズを使うのは卑怯という声もあるほど、マヨネーズは万能である。ただ、その強い味は、何にでもかけたらOKというわけでもないことも事実。マヨネーズに塗りつぶされる組み合わせは、いくらウマくとも良い組み合わせとは言えないだろう。お互いがお互いを高め合う組み合わせこそが至高。
少なくとも私は、みそかつにマヨネーズは「ちょっとないかも」と思っていた。なんだか、マヨネーズが強すぎるような気がする。だがしかし、その考えは間違っていたと言わざるを得ない。こんなウマいものを今まで試さなかったなんて私は馬鹿だ。
・衝撃のケミストリー
私のように懐疑的な人も、騙されたと思ってぜひ試してみてほしい。みその甘辛さと豚かつのジューシーさに、マヨネーズが絶妙なコクを加えるそのハーモニーでご飯が無限に進むはずだ。
これまで味わったことがないほどの強烈なウマさは、ひと口食べたら次からマヨネーズを注文せずにはいられない。さらに、そこはかとなく漂う「マヨネーズは卑怯」という背徳感。これはまさしく禁断の味──パンドラの箱である。
・名古屋サイコー
以前の記事で、全国主要8都市の中で名古屋が「魅力がない街1位」になったことをお伝えした。生粋の名古屋市民も魅力がないことを認めていたがとんでもない。私は今猛烈に名古屋に行きたい。そして、名古屋のすべてのみそかつにマヨネーズをかけよう。きっと名古屋に魅力がないなんて、誰も言わなくなるだろう。
なお、この禁断のグルメを知るきっかけになった「矢場とん」は、東京にも銀座店、東京駅グランルーフ店、東京KITTEGRANCHE店(お持ち帰り専門)の3店舗が出店している。味わってみたい方はぜひ行ってみてくれよな。
参考リンク:矢場とん
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼老舗チェーン「矢場とん」が推すトッピング
▼普通に食べてもウマい
▼だが、マヨネーズをかけるとウマさが強烈になる
▼名古屋のすべてのみそかつにマヨネーズをかけたい