2016年10月7日、ついにあの男がスクリーンに帰ってくる……。そう、CIA暗殺者が世界を舞台に駆け巡るアクション映画「ボーンシリーズ」の主人公『ジェイソン・ボーン』だ。……そして演じるのはハリウッドきっての人気俳優、あの「マット・デイモン」である!
日本でも大ヒット間違いなしの話題作だが、なぜか我々ロケットニュース24にも「マット・デイモンにインタビューしませんか?」とオファーが……ってマジかよ! てかバカかよ!! 「行きます行きます行かせていただきます!」と即答し、ここにまさかのデイモンちゃんに直接インタビューが実現しちゃったぞォォオオオオオ!!
・緊張感あふれる現場
8月某日。映画「ジェイソン・ボーン」のプロモーション活動の一環で来日したマット・デイモン。インタビュー会場となった某ホテルの控室は、異常なほどにピリついていた。そりゃそうだ……マット・デイモンだもの。
ハリウッド俳優とは、いわば芸術家。もしかしたらデイモンちゃんは気難しい人なのかもしれない。ましてや脚本家としても知られる彼のことだ、Tシャツ姿はマズかったのかも……。そう思ったものの時すでに遅し。分刻みで進むスケジュールが迫り、我々の番が回ってきた。おそるおそるデイモンちゃんのいる部屋に足を踏み入れると……!
「ハイ!」と椅子から腰を上げて、向こうからシェイクハンド! マジか!! デイモンちゃん、めっちゃいい人やん!! 笑顔も最高すぎィィィイイイ! というわけで、以下が世界最強のナイスガイ、マット・デイモンのインタビューとなっているぞ。
記者:「試写会で新作(ジェイソン・ボーン)を拝見しました。特に冒頭のアテネのシーンが最高でした。暴動の様子なんかがリアルでしたね」
「ありがとう。あれはカナリヤ諸島で撮影したんだ。エキストラは全員、地元の人だったんだけど、みんながわざわざギリシャ語を覚えてくれたんだよ。普段はスペイン語なのにね。
しかも夜のシーンだったんだけど、彼らは撮影が何日かかろうとエネルギーが落ちることが全くなかった。あのシーンが成功したのは、彼らのおかげと言っても過言ではないだろうね」
記者:「あれ、アテネじゃないんですか!? 凄いなー。ところで今回の敵役 “トミー・リー・ジョーンズ” さんですが、ここ最近の日本ではCMなどで、どちらかというとコミカルな印象があります。映画ではかなり悪い顔をしてましたが、彼はどういう人なんでしょうか?」
「23歳の頃、彼の初監督作品(テレビドラマ)に僕をキャスティングしてくれたんだ。その給料で僕は “グッドウィルハンティング” をベン・アフレックと書くことが出来たから、彼は僕の人生において大きな役割を果たしてくれた恩人だよ。
最初に仕事したときは、とにかくおっかなかったね。彼は頭がすごくいいんだ。色々な知識があるから、下手なことを言ったらまあ怒られる。それはものすごく覚えてるよ」
カッコいい、カッコいい & カッコいいマット・デイモン。失礼を承知で質問した「ぶっちゃモテたの?」「どうしたらYouくらいカッコよくなれるかな?」に、果たしてデイモンちゃんは何と答えたのか? インタビューの後半2ページ目へ急げ!
参考リンク:映画「ジェイソン・ボーン」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
映画『ジェイソン・ボーン』公開記念! まさかのマット・デイモン本人に「どうやったらYouくらいモテるかな?」と聞いてみたらこうなった(2ページ目)
記者:「なるほどですね。ところで、今まであなたが演じたキャラクターは、どれもかしこも超カッコいいと思います。スーパークールです。きっとあなたが演じてるからだと思うんですが、ぶっちゃけ……昔から超モテたんですか?」
「ハハハ!(爆笑)。そんなことないよ。残念ながら全くモテないタイプだったよ」
記者:「Really? マジっすか。我々ロケットニュース24は冴えない男性ばかりの職場なんですが、あなたのようにカッコよく、モテるためにはどうすればいいんでしょうか?」
「それはマット・デイモンにはわからないな。ジェイソン・ボーンに聞いてみたらどうかな?(笑)」
記者:「それではジェイソン・ボーンとしてモテるための極意を教えて下さい!」
「そうだね……。自分に正直にいることじゃないかな。きっとジェイソン・ボーンもそう言うと思うよ」
記者:「なる……ほど。じゃあ私ももう少し自分に正直でいたいと思います。それでは最後なんですが、ジェイソン・ボーンシリーズは9年ぶりの復活となります。映画への思い入れを聞かせて下さい」
「こうして9年ぶりに、同じスタッフや演者が集まることは、もっといえば第1作から16年経っても同じ作品に携われることは、この業界でも非常に珍しいことなんだ。感謝の気持ちでいっぱい……としか言えないよ。日本のみんなにもぜひ観て欲しいな」
──と、およそ10分のインタビューであったが、彼は終始ニコやかに質問に答えてくれた。最後にはまた向こうから握手を求めてきてくれるなど、おそらく記者が38年の人生で出会った、誰よりも腰の低い謙虚な人だったと断言できる。きっと人は、大物ほど謙虚なものなのだろう。
記者もマット・デイモンを見習い謙虚一筋で生きて行こうとこの日 誓った。そして彼が言うように正直であろうと思う。だから甘いものを食べる! ポケモンGOも死ぬほどやる!! 職場でも脱ぎたいときに脱ぐッ!! 映画『ジェイソン・ボーン』は2016年10月7日公開だ。マジで最高だからみんな絶対に見逃すなよ!
参考リンク:映画「ジェイソン・ボーン」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼デイモンちゃんにリクエストしたクールなポーズ。さすがにカッコいい!
▼真似したけど全然ちげぇぇぇぇえええええ! 我ながら落差ハンパNEEEEEEEEEEEEE!!!!!
▼マット・デイモン最高! 一生ファンやで!!
▼スペシャルコンテンツ「オレがジェイソン・ボーン ジェネレーター」も公開されたぞ。
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