紹興酒のボトルを頼むと高そうな壺で出てくる。で、お馴染みかどうかはわからないが、安いのに本格的な中華料理を楽しめるのが「バーミヤン」だ。ファミレスで中華を食べるならバーミヤン一択。近所にある人は、それだけで勝ち組だから誇りに思いたまえ。
そのバーミヤンに新しく登場した『博多風とんこつラーメン』が超ウマいらしい。なんでもバーミヤンが本気を出しているらしい。とは言っても、所詮はファミレス。ちゃんとしたラーメン屋には敵わないのでは? と思いきや、これがマジでラーメン屋レベルだったので報告しちゃおう。
・バーミヤンの本気
2016年9月8日から、バーミヤン全店(一部店舗を除く)で「三大ラーメン祭り」なるキャンペーンが始まっている。中でも、『博多風とんこつラーメン(税抜699円)』は試作を重ねた自信作とのことだ。中華の基本であるラーメン。しかし、ラーメンほど専門店との差が出る料理もないだろう。
特にスープは、手間暇かけた専門店のような味を再現するのは難しいはず。食堂やファミレスで食べるラーメンのチープさがむしろ良い、という人もいるが、本格的とは言いがたい。バーミヤンは一体どんな1杯を出してくれるのか? 美味しくなかったら帰っちゃうからね!
・期待できるルックス
1000円で満腹かつベロベロになることも可能なバーミヤンだが、今日はそちらに目もくれずラーメンを注文。そして出てきた『博多風とんこつラーメン』、こいつぁデキるぜ……! キクラゲ、ネギ、紅生姜に大きなチャーシューが2枚。ルックスは完璧だ。高菜がないのは大目に見よう。
・ラーメン屋の味
ちょっと固めに茹でられた細麺。箸で持ち上げた時の感触からも期待できる。いや、余計なことを考えず食べてみよう、ズズっと。うっ! こ、これは……! 博多ラーメンそのものではないか!! ここはラーメン屋だったか? いやバーミヤンである。なんだ? スタンド攻撃でも受けているのか!?
麺もいいが、とにかくスープがガチ。こういうお店で食べるラーメン特有の、味の薄っぺらさがまるでない。長時間煮込んだような、まさに本格的な味だ。臭みを感じないこともないのだが、十分に許容範囲だろう。麺もスープとよく絡むし、これはもうラーメン屋ですわ。
・全部食べてみた
ここまで来たら後戻りはできん。ラーメン3種類コンプしたる! 『炙り叉焼(チャーシュー)と黒マー油味噌ラーメン(税抜699円)』と『野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン(税抜799円)』もオネシャス!! さあ、ラーメン祭りの始まりだ。
・濃厚な味噌
見た目は『炙り叉焼と黒マー油味噌ラーメン』が1番かもしれない。その見た目通り、ドロリとした濃厚なスープは黒マー油が効いていてガッツリとクる。チャーシューがトロトロでウマしだ。極めて男子的で、「若いっていいよね!」と歯を見せて笑いたくなるような味、とでも表現しておこう。
・ハイクオリティーな鶏
意外にも、もっともクオリティーが高いのは『野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン』かもしれない。コッテリとしつつも、ゆずが入っているおかげかサッパリしているのだ。相当お腹いっぱいだったが、スルッと食べられてしまったぞ。個人的には、とんこつと鶏白湯の2強かと思われる。
・試しに食べてみろ!
ファミレスとなめていて正直すまんかった。これはたしかにバーミヤンの本気、いや覚醒と言ってもいいだろう。11月23日までの期間限定なので、試しに『博多風とんこつラーメン』を食べてみてくれ。バーミヤンが普通にラーメン屋になってしまうのではないかと心配になるレベルだぞ!
参考リンク:バーミヤン
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼博多風とんこつラーメン(税抜699円)
▼ちょっと固めに茹でられた細麺
▼長時間煮込んだような、まさに本格的な味だ
▼大きなチャーシューが2枚
▼炙り叉焼(チャーシュー)と黒マー油味噌ラーメン(税抜699円)
▼濃厚なスープは黒マー油が効いていてガッツリとクる
▼チャーシューがトロトロ
▼野菜たっぷり水炊き鶏白湯ラーメン(税抜799円)
▼意外にも、もっともクオリティーが高いかも
▼ゆずが入っているおかげかサッパリしている
▼鶏白湯ラーメンのみ、『フルーツオーギョーチ』を199円(税抜)でセットにできる
▼バーミヤンの本気、いや覚醒と言ってもいいだろう