酢飯の爽やかな酸味と魚介類がベストマッチする寿司。最近では海外でも大人気で、寿司屋に行くと結構な割合で外国人客を見かける。まさに日本が世界に誇る国民食といったところだ。
本日2016年7月29日、回転寿司チェーン店「くら寿司」が、そんな寿司業界に革命を起こすかもしれないメニューを開始した。その名も「シャリコーラ(税抜180円)」。シャリを素材に使った炭酸飲料である。だが、はたしてどの部分にシャリが使われているのか? 実際に飲んで確かめてきたぞ!
・さっそく食べてみよう
ちなみに、「シャリコーラ」だけではなく、シャリカレーが進化した「シャリカレーパン(税抜150円)」も同時にメニューに参戦しているという。いつから「くら寿司」は寿司屋をやめたのか……。それはともかく、シャリコーラの味は気になる。さっそく、くら寿司に行き注文してみた。ついでだからシャリカレーパンも食べてみよう。
・まずはシャリコーラ
まずレーンに流れてきたのはシャリコーラ。若干濁った半透明の液に「シュワワッ!」と泡が立つ様子はジンジャーエールみたいだ。セミ時雨のうだるような夏にピッタリで、一気に飲みほしたくなる外見である。
グビッといってみた。まず感じるのは「米の甘み」。甘酒のようなその甘みにキレのある炭酸が効いていて、のど越しは爽やかだ。味にケミカルっぽさがないためコーラ感はないが、普通にウマい。
・シャリカレーパンが来た
そんなシャリコーラを味わっていると、シャリカレーパンが流れてきた。上下2つに割られた揚げパンの間にカレーが挟まっており、外見は普通のカレーパン。
……と思いきやパンを持ち上げてみると、具はカレールーというよりシャリカレーそのものだった。つまり、シャリも一緒に入っている。炭水化物イン炭水化物だが、この米は一体どういう効果をもたらしているのか? ひと口食べてみると……こ、これは!
ウマい!! 揚げパンがサックサクや! カレーもコクがあり、辛すぎずグッド。そして、その2つが奏でるハーモニーはパン屋のカレーパンにも引けを取らない。っていうか、これまで食べたカレーパンの中で一番ウマいかもしれない……。とても寿司屋とは思えねェェェエエエ!
ちなみにシャリの存在感は、あるのかないのかわからないレベルだ。ただ、繰り返すがカレーパン自体はガチでウマかった。なお、シャリカレーパンは平日は30個、土日祝日は60個の数量限定とのことなのでご注意を。
寿司をより楽しむためにも、こういったサイドメニューで舌の気分を変えるのは有効な手段だ。最後に、この2つの後に食べた「まぐろユッケ」が一番ウマかったことを追記しておきたい。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼すっきり爽やかな甘酒という感じ
▼いつからくら寿司は寿司屋じゃなくなったのか……
▼この2つの後の「まぐろユッケ」が最強だった