ロケットニュース24

【ポケモンGO】中国仕事はやすぎ! マッハで “パチモン” をリリースしていたと判明 / 位置情報を使ってモンスターを集める『城市精霊GO』!!

2016年7月14日

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米国、オーストラリア等で一世を風靡している『ポケモンGO』。メチャクチャ楽しそうにプレイする彼らを見て、世界中の多くのファンが、自国でのリリースを心待ちにしているところだ。うちの国でもはよー!!

そんななか、待たずにガンガン行動している国があった。それは中国。中国で、さっそく『ポケモンGO』のパクリっぽいアプリが発見されたのである!

・中国の『ポケモンGO』っぽいアプリが話題!

そのアプリの名は『城市精霊GO』だ。中国語ではポケモンを『精霊宝可夢』とか『寵物小精霊』などと呼んでいる。「城市」とは都市という意味で、その後ろに「精霊」、そして「GO」……。モヤっとするが、ひとまずゲームの内容をザックリ確認すると……。

「・スマホの位置情報を利用。キミの街を歩き回って野生のモンスターを集めよう!

・モンスターの属性は、一般、火、水など8種類!!

・モンスターには生まれつきの性格や特性があるよ!

・登場するモンスターは100%オリジナル! ちなみに中国のポケモン同人誌を手掛ける有名絵師さんデザインだヨ!!

・友達とバトルもできる!」

──などである。

実際にアプリを起動させてみたところ、冒頭でモンスター専門家の林博士がプレイヤーにレクチャーをするという、どこかで見たことがある展開が繰り広げられていた。

・やはりパチモンなのか!?

世界中で『ポケモンGO』が話題になると、中国ネットユーザーが光の速さで “パチモン” を発見。「やっぱり(笑)」「任天堂は早く訴えた方がいいよ」などというコメントが寄せられている。

たしかに名前といい、ゲームシステムといい、『ポケモンGO』に激似なのは否定できない。しかし、このパクリ認定に「待った」の声も出ているのだ。

というのも、この『城市精霊GO』は2016年3月にリリースされていたというからだ。『ポケモンGO』より4カ月も早いリリースに、「パクリ認定するのはおかしい」という意見も出ている……ということ。ただ、『ポケモンGO』の情報はかなり前から出ていたしなぁ……。

その存在は賛否両論だが、話題になったこともあり中国のApp Storeで無料アプリの1位を爆進中なのだという。

・パチモンにはポケモンはいない

『城市精霊GO』も面白いという声もあるが、似たようなゲームシステムのものはあっても、ポケモンという大好きなキャラはそこにはいない。ということで、“パチモン” では満足できない中国ユーザーも大勢いるようだ。

本物が上陸すれば、ユーザーが一気にポケモンの方に流れそうなものだが、『ポケモンGO』の開発に携わった Niantic の位置情報ARゲーム『Ingress』はガッツリ規制されている状況だ。そもそも、Niantic は、Google の社内スタートアップから始まった企業だし、皆さんご存知の通り中国は Google や YouTube を規制している。ということは……。

それでも一縷(いちる)の望みにかけた中国ユーザーもいたが……2016年7月11日、『ポケモンGO』の公式Facebookは、今のところ中国での公開予定はないとコメントしている。

参照元:Appledaily香港流動日報城市精霊GO(中国語)、Forbes(英語)、『ポケモンGO』Facebook
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
Screenshot:城市精霊GO(iOS
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼城市精霊GO!

▼モンスターは中国ポケモン同人界の絵師さんがデザイン!

▼まずは博士がレクチャー

▼プレイヤーのデザインは、かなり大人っぽい印象である

▼紹介動画(中国動画サイト)

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