ホビーの枠を超え、最近ではプロの空撮用のツールとしても広く知られるようになったドローン。以前よりも飛行が安定するようになったとはいえ、やはり高速で回転するプロペラが人体に接触してしまうと、ケガに至る可能性も大だ。
しかし今、そんな安全上の問題を解決した「自撮り専用ドローン」がネットで話題を呼んでいる。1度見たら欲しくなること間違いなしのそのドローンの詳細を、ぜひ動画と共にご覧いただきたい。
・自撮り専用ドローン「Hover Camera」
中国「Zero Zero Robotics」が開発した自撮り専用ドローンの名前は「Hover Camera(ホバーカメラ)」だ。このHover Cameraは、プロペラ部分が全方向からガードされるようカバーされているため、もし接触してしまっても危害を与えにくい安全性に優れた構造のドローンなのである。
・本体の重量は238グラム
さらには本体の重量が238グラムと軽量なのも嬉しいところ。しかもこのドローン、本体をまるで本のように半分に折り畳む事が可能で、実際に折り畳んだ状態を見るとやや大きめの単行本ほどのサイズとなっている。
・1300万画素で4K動画の撮影が可能
搭載されているカメラのスペックだが、カメラの画素数が1300万画素で4K動画の撮影も可能。その他、スマホのアプリと連動して自動的にターゲットの顔を追いかけながらの撮影も可能とのこと。
・誰でも簡単に扱えそうなドローン
動画では、Hover Cameraの詳細を見ることが出来る。そのスタイリッシュなデザインもさることながら、特に39秒あたりのターゲットの顔をロックしながら安定した飛行を見せる姿は圧巻! これなら難しい操作の必要なく誰でも簡単に扱えそうだ。
・本体が200グラム以上なので日本ではNG
なお、この製品は米国では規制の対象外だが、日本では200グラム以上ということでNG。人口集中地区に指定された地域で許可なく飛行させると違法になってしまうのでご注意を。
・約6万7000円(600ドル)以下
この自撮り用ドローンの気になるお値段は、約6万7000円(600ドル)以下とのことで、まだ日本での発売については未定だ。小型軽量化されて日本の規制をクリアすれば、ヒットする可能性は十分にあるのではないだろうか。近い将来、ドローンが自撮り棒に代わる日が来るかもしれないぞ。
参照元:YouTube、Hover Camera(英語)
執筆:K.ナガハシ