2016年もすでに6月の後半に差し掛かり、夏休みシーズンもすぐそこだ。そこで気になってくるのが「体型」ではないだろうか。海やプールなどで水着姿になるために、ダイエットやトレーニングに励んでいるという方も多いだろう。
ダイエットの定番といえば、ランニングなどの有酸素運動や筋トレ、そして食事制限などが挙げられるが、今回はそのどれにも当てはまらない、欧米の政府が認めた驚異的なダイエット方法をご紹介したい。
・カロリーの吸収を30パーセントも削減
「アスパイア・バリアトリックス(Aspire Bariatrics)社」が考案したそのダイエット法は、ある特殊な器具を使うことでカロリーの吸収を約30パーセントも削減出来るというもの。30パーセントとなれば結構なものだが、しかしこれが一筋縄ではいかないのだ。
・食後20分後に胃の内容物を排出
このダイエット法のポイントは「アスパイア・アシスト(Aspire Assist)」というその特殊な器具の使用方法にある。な、なんと、お腹から胃にチューブを通しておき、食後の約20分後にそのアスパイア・アシストというポンプを使って胃の内容物をトイレに排出するというものなのである。
・複数の副作用
この排出作業の所要時間は5~10分で、副作用として時折、消化不良、吐き気、嘔吐、さらには便秘や下痢などが指摘されているそう。胃の内容物を排出することがダイエットに効果的なのはわかるが、こうしてみると副作用だけでも痩せる気がするのは筆者だけだろうか。
なお、動画ではアスパイア・アシストについての解説や器具の使用方法をCGで描かれた映像で見ることが出来る。わかりやすい内容となっているので、興味のある方はぜひご覧いただきたい。
・適用には条件あり
このダイエット法、誰にでも適用できるものではなく、年齢が22歳以上でBMIが35~55以内の方など、その他にも様々な条件があるという。ちなみに、ヨーロッパでは2011年から政府に認められており、米国では先日認められたばかりとのことだ。
なんとも大胆なこのダイエット法。今後、欧米で普及して安全性が確認できれば、日本にも上陸するかもしれない。アメリカでの実用化はまだ始まったばかりだ、さて肥満の救世主となり得るのだろうか。
参照元:YouTube [1] [2]、Aspire Bariatrics(英語)
執筆:K.ナガハシ