GW（ゴールデンウィーク）が明けて今日で10日間ほど。先日の記事でもお伝えしたのだが、これから7月18日の海の日まで、祝日は一切ない！ 信じられないかもしれないが、あのジメジメした6月に祝日がナッシング！
……そんな過酷な現実を受け入れられず、やる気が減退気味の人は多いと思うので、今回は先日発表された『世界の人気観光スポット2016 トップ25 ランドマーク編』をお届けしたい。以下を見て「次の休みはここに行く！」なんて考えていると、少しは気持ちが前向きになるぞ。
・「トリップ アドバイザー」が発表
『世界の人気観光スポット2016 トップ25 ランドマーク編』を発表したのは、世界最大の旅行口コミサイト「トリップ アドバイザー（TripAdvisor）」だ。なおランドマークとは、観光名所や歴史的建造物、遺跡などのこと。
「トリップ アドバイザー」によれば、ランキングは2015年1月から12月の間に同サイト内上の観光スポットに投稿された旅行者の口コミをベースに作成。投稿者の5段階評価の平均、投稿数などをもとに、独自のアルゴリズムで集計したそうだ。
それではさっそく、世界のランキングを見ていこう！
【世界の人気観光スポット2016 トップ25 ランドマーク編】
1位：マチュピチュ（ペルー）
2位：シェイク・ザイード・グランドモスク（アラブ首長国連邦）
3位：アンコールワット（カンボジア）
4位：サン・ピエトロ大聖堂（バチカン市国）
5位：タージ・マハル（インド）
6位：大聖堂とモスク ※コルドバのメスキータ（スペイン）
7位：血の上の救世主教会（ロシア）
8位：アルハンブラ宮殿（スペイン）
9位：リンカーン記念館とリフレクティング・プール（アメリカ）
10位：大聖堂 ※ドゥオーモ（イタリア）
11位：ゴールデンゲート・ブリッジ（アメリカ）
12位：アヤソフィア博物館 ※大聖堂（トルコ）
13位：グランプラス（ベルギー）
14位：エッフェル塔（フランス）
15位：ノートルダム大聖堂（フランス）
16位：慕田峪長城（中国）
17位：アクロポリス（ギリシャ）
18位：クリスト・ヘデントール ※コルコバードのキリスト像（ブラジル）
19位：エリザベス・タワー ※ビッグ・ベン（イギリス）
20位：チチェン・イッツァ （メキシコ）
21位：涅槃寺 ※ワット・ポー（タイ）
22位：ブルジュ・ハリファ（アラブ首長国連邦）
23位：オーストラリア戦争記念館（オーストラリア）
24位：シドニーオペラハウス（オーストラリア）
25位：伏見稲荷大社（日本）
……1位はペルーにあるインカ帝国の遺跡「マチュピチュ」、2位はアラブ首長国連邦の「シェイク・ザイード・グランドモスク」。そして10位にミラノのドゥオーモ、14位にパリのエッフェル塔といった定番どころがきて……なんと25位に京都の伏見稲荷大社がランクイン！ おめでとう、伏見稲荷大社!!
ちなみに、トリップアドバイザーによる『世界の人気ランドマークのランキング』の発表は毎年行われており、今年で4回目。今回、「伏見稲荷大社は日本のランドマークとして初めて世界ランキング入りを果たした」とのことなので、まさしく快挙と言えるのではないだろうか。
・伏見稲荷大社を訪れた人のコメント
実際に伏見稲荷を訪れた人からは、「フォトジェニック（写真映えする）」「京都の中で最も美しい場所、絶対に訪れるべき観光地」「日本語の看板が無ければ、外国の神社と間違うほど外国人が多い。英語･韓国語・中国語・ロシア語・東南アジアの言葉が飛び交っている」といった声が寄せられているそうだ。
また他にも、トリップアドバイザーはトップ25のうち『トップ10のランドマーク付近にあるホテルの平均宿泊費』や、『アジアのランドマーク トップ 25』、『日本のランドマーク トップ 10』も発表しているので、併せて紹介しよう。
【世界のベストランドマークのトップ10付近のホテルの平均宿泊費】
1位：マチュピチュ / ペルー・マチュピチュ → 6370円
2位：シェイク・ザイード・グランドモスク / アラブ首長国連邦・アブダビ → 1万2700円
3位：アンコールワット / カンボジア・シェム リアップ → 6920円
4位：サン・ピエトロ大聖堂 / バチカン市国 → 1万2040円
5位：タージ・マハル / インド・アグラ → 3680円
6位：大聖堂とモスク ※コルドバのメスキータ / スペイン・コルドバ → 7720円
7位：血の上の救世主教会 / ロシア・サンクトペテルブルク → 9540円
8位：アルハンブラ宮殿 / スペイン・グラナダ → 7980円
9位：リンカーン記念館とリフレクティング・プール / アメリカ・ワシントンD.C. → 2万8710円
10位：大聖堂 ※ドゥオーモ / イタリア・ミラノ → 1万5480円
※価格は、「1泊あたりの平均宿泊料金」で、各ランドマークが位置するエリアの宿泊施設の宿泊料金（2016年6月1日から8月31日までのデータ）をもとに算出したそう。データは提携予約サイトや直接予約を含むパートナーの情報から計算し、2016年5月13日時点の1ドル＝108.60円で換算。1円単位を四捨五入したとのこと。
【アジアのランドマーク トップ 25・2016】
1位：アンコールワット（カンボジア）
2位：タージ・マハル（インド）
3位：慕田峪長城（中国）
4位：涅槃寺 ※ワット・ポー（タイ）
5位：伏見稲荷大社（日本）
6位：シュエダゴン・パゴダ（ミャンマー）
7位：ペトロナスツインタワー（マレーシア）
8位：アンベール城（インド）
9位：王宮（タイ）
10位：クチトンネル ※ベンユォック（ベトナム）
11位：黄金寺院 ※ハリマンディル・サーヒブ（インド）
12位：キリング・フィールド ※チュンエク（カンボジア）
13位：天壇大仏（中国）
14位：エメラルド寺院 ※ワット・プラケーオ（タイ）
15位：金閣寺（日本）
16位：サンズ スカイパーク ※空中庭園（シンガポール）
17位：頤和園（中国）
18位：タナロット寺院（インドネシア）
19位：清水寺（日本）
20位：景福宮（韓国）
21位：ボロブドゥール寺院遺跡（インドネシア）
22位：ボダナート・ストゥーパ（ネパール）
23位：古都シギリヤ・ライオンロック（スリランカ）
24位：タクツァン僧院 ※タイガーズ ネスト（ブータン）
25位：戦争記念館（韓国）
【日本のランドマーク トップ 10・2016】
1位：伏見稲荷大社（京都府）
2位： 金閣寺（京都府）
3位：清水寺（京都府）
4位：東大寺（奈良県）
5位：明治神宮（東京都）
6位：浅草寺（東京都）
7位：原爆ドーム（広島県）
8位：姫路城（兵庫県）
9位：東京都庁舎（東京都）
10位：三十三間堂（京都府）
──以上である。
いかがだっただろうか。「アジアのランドマーク トップ 25」を見ると、日本からは伏見稲荷大社だけでなく金閣や清水寺もにランクインしている。やはり京都は国内外を問わず人気があるようだ。
・妄想力を駆使して!!
とにかく、先述の通り祝日という名のオアシスはまだまだ先。しばらく砂漠が続くが、上のランキングを見て “脳内旅行” でもしながら、夏休みが始まるまでの長〜〜いロードを乗り切ってくれ！
参照元：トリップ アドバイザー [1] [2] [3]
執筆：和才雄一郎
Photo：Wikimedia Commons.
