日本でも人気のある、“ザ・ロック” ことドウェイン・ジョンソンさん。米プロレス団体『WWE』で「皆の王者」、「エンターテイメント界で誰よりもシビれる男」などクールな異名を欲しいままにする一方で、映画『ワイルド・スピード』シリーズなどでもカッコいい演技を披露している。
この度、そんな “ロック様” がまたまた話題に。ガンと闘う少年を勇気づけ、ひいては世界中に感涙の雨を降らせたのだとか……。
・ガンと闘う少年。彼のヒーローは……ザ・ロック!
今回の主人公は、これまで4年間ガンの闘病生活を送ってきたという7才のガブリエル・シングルトン君。“ザ・ロック” の大ファンである彼は、ツラい治療をする際は、ザ・ロックから勇気をもらって乗り越えてきたそうだ。
抗がん剤で髪の毛が抜けたことを恥ずかしく思っているときも、お母さんから「ザ・ロックだって髪の毛がないよ。彼は強くてカッコいいじゃない」と励まされて元気を取り戻したという。そんなガブリエル君のお供は、“ザ・ロックの人形” と “犬のぬいぐるみ” 。この人形たちと一緒にいると安心できるようだ。
・「ザ・ロックに会いたい!」少年の願い
それでも、やはり憧れのヒーローに直接会いたいもの。そこでガブリエル君は、 “テイター” という彼専用のリングネームを作り、自分の希望を SNS 上で発信してきた。その願いは多くのメディアにも取り上げられ、ついにはザ・ロックの耳に入ることに。
なんと、本人の SNS から「映画撮影現場に招待したい。クマみたいなハグをお見舞いしよう」と返信をもらい、直々に会えることになったのだ!
・楽しいひとときを過ごす2人
そして2016年4月のある日、ガブリエル君は彼のヒーローと対面する。その様子が収められた写真や動画を見てみると、2人共楽しそう! お互いの名前が書かれたTシャツを着て一緒に笑いあったり、腕相撲をしたり、秘密のプレゼントがあったりと、素晴らしい時間を過ごしたことが分かるのだった。このときの胸の内を、ザ・ロックは次のように明かしている。
「ツラい治療に耐えなければいけないとき、彼は “ザ・ロックみたいに強くなりたい” と思うと話していた。でも、彼は俺なんかよりもずっと強い。そのことを伝えたけど、ガブリエルは笑うだけでよく分かっていないみたいだったな。いつかは理解する日が来るはずさ」
・ネット上からは「彼のコメントに涙が止まらない」などの声
また、自分の人形と犬のぬいぐるみがガブリエル君のお供をしていることを知り、ザ・ロックは「俺とワンコはいつだって君の味方だ」というメッセージも送っている。
このようなザ・ロックの優しさのつまった行為&メッセージは、ネット上でも評判に。「彼のコメントに涙が止まらない」「体もでっかいけど、ハートもでっかいなあ」など、多くの声が寄せられているのだった。
・ザ・ロック「子供たちのヒーローでいるのが、何より大切」
ちなみにザ・ロックが子供たちと交流するのは、今回が初めてではない。これまでにも病院などを訪ねては、子供たちのお見舞いを行っているようだ。彼は自身の立場について、以下のように気持ちを語っているのだった。
「子供たちのヒーローでいられることは、他の何に比べても何千倍も大切だ。勇気ある子供たちの道を照らす小さな光になれるのは、俺の人生において最も尊いことだ」
以前もWWE選手が、難病と闘っていた少年を勇気づけた。そう、プロレスラーはみんなのヒーロー。多くの人が憧れる存在なのだ!
参照元:WRCBtv.com、Mashable、TODAY(英語)、Instagram、WWE
執筆:小千谷サチ
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