2011年にマイケル・ジャクソンの代表曲『Smooth Criminal』を、チェロによる演奏でカバーして話題となったイケメンチェリストのデュオ「2CELLOS」。アルバムデビューも果たした彼らが、今度は、ベートーヴェンとレッド・ツェッペリンをクロスオーバーさせた演奏を披露して、話題となっている。
ジャンルの垣根を超えて、新たなジャンルを生み出したとも言えそうな彼らのパフォーマンスが、圧巻のカッコ良さでひれ伏してしまいそうなレベルなのだ!
・ベートーヴェンとレッド・ツェッペリンが出会ったら……!?
2CELLOSが、超絶のカッコ良さで演奏を繰り広げる動画「Whole Lotta Love vs. Beethoven 5th Symphony」では、かの有名なベートーヴェンの『交響曲第5番』と、レッド・ツェッペリンの名曲『Whole Lotta Love』のクロスオーバーが繰り広げられる。
まず動画では、ベートーヴェンが生まれた18世紀頃の衣装とカツラを身に着けた二人が、激しくチェロを奏でながら『交響曲第5番』を演奏。彼らと同じく、観客もクラシックなコスチュームに身を包んで、まるで会場は中世の演奏会といった様相を呈している。
・クラシックからロックへなだれ込む展開が鳥肌モノだ!!
ところが、『交響曲第5番』を演奏していたはずが、所々で、ツェッペリンの名曲のギターフレーズが聞こえてくるではないか! すると、いつの間にかデュオの衣装がレザージャケットとジーンズへと変わり、少しも違和感を感じさせずに、曲は『Whole Lotta Love』へとなだれ込んだ!
同時に観客もラフな格好に早変わりし、ロックなノリでヘッドバンギング状態に! それにしてもチェロで演奏しているのに、ゴリゴリと刻まれるリフはエレクトリック・ギターのような響きで、ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジも顔負けである!!
・ベートーヴェンとツェッペリンの完璧な融合に大喝采!!
そして、デュオが恍惚状態でツェッペリン・ワールドに浸っていると、突然ステージに、18世紀時代の格好をした二人とロックスタイルの二人が同時に登場!
お互いに驚きの表情で見合わせていたのも束の間、まるで闘いを挑むかのように、ロックスタイルのデュオがツェッペリンをプレイすると、今度は、18世紀ファッションの二人がベートーヴェンを奏で始めたのである。
チェロのバトルが止らない様子の4人が、最後には、『交響曲第5番』と『Whole Lotta Love』のクロスオーバーを完璧に演奏しきり、会場は大喝采に包まれたまま幕を閉じた。
ブッち切りなカッコ良さの2CELLOSの演奏もさることながら、プロモビデオの粋な構成も楽しめる、極上のエンターテイメントに仕上がっている。次に二人が、一体どんな演奏を見せてくれるのか楽しみである。
▼2CELLOSによる、ベートーヴェンとツェッペリンのクロスオーバーが最高にカッコいいぞ!!