ドラえもん……だけではなく、みんなが大好きなどら焼き。東京にも名店と呼ばれる和菓子店は多いが、中でも御徒町の『うさぎや』は、都内屈指の超人気店といえるだろう。個人的には、世界No.1どら焼き店だと割りとマジで確信している。
そんな『うさぎや』が、近所にカフェをオープンさせたのは2015年のこと。美味しそうなスイーツがズラリと並ぶが、中でも目玉は「開店から10分間のみ提供されるパンケーキ」だという。んんんモウッ! それ絶対に美味しいヤツじゃない!!
・開店の9時から10分間のみ
うさぎやのカフェ、その名も『うさぎやCafe』は、うさぎや本店から100mも離れていない近所に店を構えている。問題の「うさパンケーキ」は毎朝開店の9時から9時10分のみオーダーできる激レアな一品で、筆者が訪れた日も早朝から行列が出来ていた。
この「うさパンケーキ」、平たく言えばどら焼きの皮の部分で、焼き立てホヤホヤの状態を本店の工場から運んでくるという。なお、この食べ方はうさぎやの社長が幼い頃に工場へ出かけては、職人さんたちに「皮ください」とおねだりしたことに由来しているらしい。
・手で食べるパンケーキ
それはさておき、開店直後は「うさパンケーキ」のみの提供で、あとはお茶やコーヒー、オリジナルドリンクの「うさ餡みるく」が注文可能だ。筆者はコーヒーとうさ餡みるくの両方を頼んだが、どちらもウマい。特に牛乳にあんこが入った「うさ餡みるく」は意外なほどまとまった味で、少しも違和感がなかった。
あんことバターがのったトレイがテーブルにセットされ、しばし待っていると工場からパンケーキがキターーー! パンケーキはナイフで切って食べるのではなく、バターを挟み2つ折りにして手で食べる。バターがじんわりと溶けてきたら……いよいよ食べ頃だ。
・ウマすぎて逆にツラい
ぬくぬくと温かいパンケーキはモチモチの食感で、ほのかに甘い生地とバターの塩気がこの上ないほどよく合う。……単なる至福! あんこを挟んでももちろんウマく、食べ終わってしまうのが悲しくなるほどの絶品スイーツであった。これが10分間しか食べられないなんて……逆にツラい!!
うさぎやだから外すことはないとは思っていたが、結果的には期待を遥かに上回る絶品スイーツであった。価格も4枚で税込650円とリーズナブルで、ドリンクは220円~440円だ。9時オープンとハードルは高いが、その10分に全てを賭ける価値はあると思うぞ!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 うさぎや Cafe
住所 東京都台東区上野1-17-5
時間 09:00~18:00
休日 水曜日
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼開店から10分間のみ提供される、うさパンケーキ。
▼ドリンクを注文してしばし待つ。コーヒーはウマい上に、おかわり出来てありがたい。
▼オリジナルドリンクの、うさ餡みるく。
▼牛乳の底にはあんこが。
▼あらま。意外なほどしっくり来る味じゃないの。
▼トレイがセットされる。
▼あんことパター。
▼パンケーキが工場からキターーーー!
▼実はうさぎの形をしているのだ。お気づき?
▼バターを包んで……
▼溶けるまでしばし待つ。
▼じんわり溶けてきたら食べ頃だ。マジでウマい。絶句レベルにウマい。
▼あんこを挟んでも最強。
▼店員さんの接客も素晴らしかったうさぎやCafe。
▼10分間に全てを賭けろ!