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【検証】日本で大人気の “あの飲料” を本場のフランス人が飲んだらどう思うのか? 新商品をパリまで持っていき確かめた結果

2016年3月18日
提供:サントリー食品インターナショナル株式会社

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今やすっかり日本でもお馴染みとなった炭酸飲料「オランジーナ」。フランス生まれの——なんてキャッチコピーで販売されているから、オランジーナがフランス発祥のドリンクだということは、多くの人が知っているだろう。今回は、そんなオランジーナの新作をパリまで持って行き、フランス人に飲んでもらったぞーー!

・赤い『ブラッドオランジーナ』で検証

この検証で私(筆者)が持参したのは、2016年3月29日に発売予定のオランジーナシリーズの新作『ブラッドオランジーナ』。日本限定の商品で、その名の通りブラッドオレンジ(シチリア産)の希少な果汁が使われているそうだ。

また、果実とスパイスフレーバーによる芳醇ブレンドで、甘くほろ苦い濃厚リッチな大人の味わいが特徴なのだとか。

・フランスにもある! ブラッドオレンジ味の “オランジーナ ルージュ”

なお、ブラッドオレンジのオランジーナは、フランスでも “ルージュ” という名前で販売されているようで、フランス人にとってはお馴染みだという。しかし、先述の通り日本の『ブラッドオランジーナ』は日本限定の商品で、フランスの “ルージュ” と同じ飲み物ではない。見た目も味も異なる別物だ。

▼左が日本の『ブラッドオランジーナ』。右が フランスの“ルージュ” 。どちらもブラッドオレンジ味。

・日本の『ブラッドオランジーナ』を飲んでもらうためにパリへ

では、フランス人が日本の『ブラッドオランジーナ』を飲んだらどう感じるのだろう? 気になる……というわけで、反応を確かめるべく、花の都・パリまで行くことに。

『ブラッドオランジーナ』のボトルをスーツケースに詰められるだけ詰め、飛行機の預け入れ荷物重量制限をギリギリでパスし、フラフラになりながら駅の階段を上り、何とかパリのホテルにたどり着いた時、私の腕はすでに つっていた。カメラを持つだけで手がプルプルだ。

始まる前から全身が筋肉痛という異例の状況の中、いざ検証スタート!

・検証方法

と、その前に、まずは検証方法について説明しておこう。わざわざ触れるまでもないほど簡単なのだが、やり方はこうだ。街中を歩いているフランス人に声をかけ、日本の『ブラッドオランジーナ』を飲んでもらって感想を聞く。ただそれだけ。どうだろう? メチャシンプルではないだろうか。

・フランス人の強力助っ人

ただ私はフランス語がさっぱりなので、強力な助っ人となるフランス人通訳ガイドを手配していた。彼のアドバイスもあって、場所はエッフェル塔、凱旋門、ノートルダム大聖堂の3カ所に決定。

フランスを代表する観光スポットの近辺で、「日本のブラッドオランジーナはおいしい?」「フランスで売ったら売れると思う?」「ボトルのデザインはどう?」「フランスのオランジーナと比べてどう?」など、味だけでなくデザインについても聞いてみたぞ。

・試飲に応じてくれるフランス人が見つからない

しかし! 実際に街中で声をかけようとすると、警戒されているのか、詐欺師だと思われているのか、試飲に応じてくれるフランス人がなかなか捕まらない。「日本のオランジーナなんですが……」「ノン、メルシー」の連打だ。

その上、「笑顔だからイケそう!」と思ったら「ドイツから観光に来ましたー」というパターンが何度も続いたり、雨や風に打たれたり……。そんな状況に何度か心が折れかけたものの、最終的に合計25人のフランス人が日本のブラッドオランジーナを飲んでくれたぞ。

では気になるその結果は……次のページへGO!

参考リンク:サントリー
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

【日本で大人気の “あの飲料” を本場のフランス人が飲んだらどう思うのか? 新商品をパリまで持っていき確かめた結果(後半)】

まず最初に結果を言うと、味はメチャクチャ好評! インタビューの一部はこんな感じだ。

・知的イケメンの場合


男性:「そもそも何でペットボトルなの? フランスではガラス瓶が主流なのに……」

記者:「日本ではペットボトルの方が多いよ。多分、自動販売機が多いからじゃないかなあ……。ところで味はどう?」

男性:「甘さ控えめだね。フランスのルージュより少し酸っぱい気がするけど、僕は好きだよ

・雨の中立ち止まってくれた親子は……

記者:「フランスで売ったら売れそう?」

男性:「味はフランスのオランジーナとあまり変わらないから、後は価格の問題じゃないかな。それから、フランスのルージュのデザインは明るいイメージだから、この落ちついたデザインに慣れるのには少し時間がかかるかもね」

記者:「メルシーポーク!」

——取材後、男性が行きかけたところで、突然振り返り……

男性「息子も “おいしい” だって!」

・凱旋門付近で試飲に応じてくれた美女

女性:「フルーティーで優しい味ね」

記者:「酸味はどう?」

女性:「酸っぱくないわ」

記者:「ボトルのデザインはどうかな?」

女性:「斬新! 黒を使っているところなんかが特に」

・味を絶賛してくれた親子連れ

記者:「これが日本のルージュです! 飲んでみて」

ママ:「いただきましょ!」

左の男の子:とてもおいしいよ

記者:「フランスのと比べてどう?」

真ん中の子:「こっちの方が自然な感じ」

ママ:「フランスのルージュよりも、柑橘系の味が強く感じられて、のど越しもいい。そして糖分控えめなのがいいわ」

・「日本のオランジーナだと!?」と食いついてくれたカップル

女性:「ほのかな甘さの後に酸味が来るわね」

男性:「うん、フルーティーだ

記者:「パッケージのラベルはどう?」

女性:「黒と金が入っていると、プレミアムな感じがするわね

男性:「これが日本の “ルージュ”か……。ところで、このボトルをもらっていい?」

・最後はポーズまで決めてくれたノリノリの女の子3人組

右の女の子:「レッツゴー」

右の女の子:「おいしい!」

記者:「味はどうかな?」

真ん中の女の子:「酸っぱくない」

左の女の子:「柑橘系の香りね」

真ん中の女の子:「微炭酸だから口のなかでバチバチならない。優しい味ね

右の女の子:「ボトルのデザインもかわいい」

真ん中の女の子:「下の部分のデザインがかわいい」

真ん中の女の子:「フランスで新商品として売り出せば売れると思うわ」



……と、このようにインタビューは進み、気になる結果は以下の通り!

・検証結果

Q:日本のブラッドオランジーナはおいしい?
A:はい→ 25人(25人中)

Q:フランスで売ったら売れると思う?
A:はい→ 24人(25人中)

Q:ボトルのデザインはどう?
A:はい→ 16人(25人中)

なんとなんと、味については試飲してくれた全ての人が「おいしい」と回答! そして「フランスで売ったら売れると思う?」の質問にも、ほぼ全員が “はい” だ。味に関する主なコメントをピックアップすると……

・多かった感想

「甘さ控え目でいい」
「健康的」
「フルーティ」
「ナチュラル」
「柑橘系のフルーツの味を強く感じる」
「後味が酸っぱい」
「味が柔らかい」
「優しい味」

……などなど。「甘さ控え目」「自然な味わい」という主旨の回答が目立つ結果となった。

・評価が割れたボトルのデザイン

その一方で、評価が割れたのはボトルのデザイン。同行してくれたフランス人ガイドによれば、フランスでオランジーナのイメージは、“ポップで明るい” ものらしく、黒と金を基調とした日本のボトルデザインは、“今までにない” 印象を与えたようだ。コメントの一部をピックアップすると……

「斬新」
「新しい」
「大人っぽい」
「プレミアムな感じがする」
「FINLEY(フランスで販売されている炭酸飲料)みたい」
「オランジーナのイメージと違う」
「もう少し明るいデザインの方が合っていると思う」

……といったところ。

・結論

結論としては、ボトルのデザインは賛否が分かれたものの、先述の通り味に関しては、試飲してくれた全員が「おいしい」と感じたようだ。それにしても、ここまでの結果は さすがに予想していなかったぜ! これはもう、美食の国フランスで認められたと言ってもいいだろう。

とにもかくにも、『ブラッドオランジーナ』は、3月29日に全国で発売される予定。フランス人からも大好評だったその味を、是非とも自分自身で確かめてみてくれ!

参考リンク:サントリー
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼検証の様子の一部は動画でも確認できる!

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