アカデミー賞授賞式は、超一流スターがレッドカーペットを歩き、世界中のメディアが報道するハリウッドで最も栄誉ある映画賞だ。そんな貴重なイベントだけに、スターやセレブは恋人や配偶者と一緒に出席することが多いが、なんと、あのレオナルド・ディカプリオがママを同伴して登場!
ハリウッドきってのプレイボーイで超イケメンな彼が、ママを連れて来たとは意外に思うかもしれないが、こういった式典に母親と出席するセレブは意外に多いのである! それでは、 ‟マザコン” の定義がひっくり返ってしまいそうな、日本とは異なる欧米諸国の感覚の違いについて紹介したいと思う。
・レオナルド・ディカプリオがアカデミー賞授賞式にママを同伴!
現地時間の2016年2月28日に開催された第88回アカデミー賞で、レオナルドは、『レヴェナント:蘇えりし者』の演技で主演男優賞にノミネートされていた。
彼が、同賞同部門にノミネートされるのは5度目だが、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を手にしていた。それだけに、今度こそ悲願の栄冠を手にするのではと期待され、見事に受賞を果たしたのである。
そんな、記念すべきイベントになるであろう授賞式に、彼が同伴者に選んだのはママ! 日本ではこういった華やかな式典に、自分の母親や両親と一緒に出席するセレブやタレントは、あまりいないようだ。
・ハリウッドのイケメン俳優がママを同伴するのは当たり前!
そして、レオナルドだけでなく、『スティーブ・ジョブズ』で同じく主演男優賞にノミネートされていたイケメン俳優マイケル・ファスベンダーは、父親と一緒に授賞式に出席しているのである。
今までにも、アカデミー賞授賞式にママを同伴したセレブには、ブラッド・ピットやブラッドリー・クーパー、ライアン・ゴスリングといった、そうそうたるイケメン俳優らが名を連ねている。
・欧米諸国では ‟マザコン” の定義が違う!!
日本だったら、いい歳をして母親とよく行動を共にしていたら、すぐに ‟マザコン” 呼ばわりされてしまいがちだ。
欧米諸国でも「Mama’s Boy:ママズ・ボーイ」という ‟マザコン” に近い呼び名はあるが、どちらかというとネガティブな響きはなく、「お母さん想いの息子」という意味合いの方が強い。そんな訳で、ママやおばあちゃんの名前をタトゥーに入れている男性も、結構多いのである。
筆者も、気になる男性が女性の名前を胸に彫っていて、「今カノか昔の女か!?」と勘ぐっていたら、彼の母親の名前でホッと胸を撫で下ろした経験があった。母親と仲の良い男性を、すぐに ‟マザコン” と決めつけてしまわずに、違う視点で見ることも必要かもしれない。
参照元:E!Online(英語)
執筆:Nekolas
イラスト:稲葉翔子