横浜中華街といえば、日本にいながらにして本場の中華料理が食べられる人気のグルメスポットだ。その横浜中華街になんと、おやつのベビースターを使った中華風のB級グルメが楽しめる「ベビースターランド」があるという。
な、なに? 中華街でベビースターの中華料理!? B級グルメといえども、もしや本格的な味が楽しめるのでは……ということで、横浜中華街へ行って、その料理を食べてみることにしたぞ!
・横浜中華街にある横浜博覧館の2階
ベビースターランドがあるのは横浜中華街にある横浜博覧館の2階。正面入口のベビースターのキャラクター「ベイちゃん」の看板が目印だ。ちなみに、おやつカンパニーのホームページによると、このベイちゃんは、東京都在住で、ず~っと10才とのこと。
・なかなかのお値段
ベイちゃんの話はさておき、店に着いたので料理を注文だ。今回筆者が注文したのは、作りたてのベビースターに中華風のあんをかけた「ベビースターあんかけ」と、ベビースターを使った具の入った「ベビースターまん」とドリンクのセットである。これがなかなかのお値段で、ベビースターあんかけが税込580円、ベビースターまんとドリンクのセットが税込700円だ。
・ベビースターあんかけを食べてみる
はじめに、ベビースターあんかけをいただく。カップ麺のような容器にベビースターが入っていて、その上に中華風の餡(あん)がかかっている。トロトロの餡にはキクラゲやタケノコ、ニンジンなどが入っていて、見た目はいかにも、あんかけ焼きそばといった感じだ。
・風味を出すための隠し味が欲しい
まずは、スプーンですくってそのままパクッとひとくち。ん? ややしょっぱい気が……ベビースターにあんかけをかけたそのままの味で、決してマズくはないのだが、特に驚きもない。例えばごま油や酢などを麺にチラッとかける等、風味を出すための隠し味があっても良いような気がした。
ちょっと味が濃く感じられたので、今度は混ぜて食べてみたが、今度はあんかけが薄まって、中華っぽさが足りない印象。前述の通り、決してマズくはないのだが、本格的な中華のテイストを感じられなかった点が少し残念だった。
・ベビースターまんを食べてみる
続いてはベビースターまん。こちらは、蒸したてを持ってきてくれるので、注文してから7分ほどかかる。出来上がったまんじゅうを見たところ、皮はコンビニなどでよく見るようなふっくらしたタイプで、筆者が期待していた中華街でよくあるようなムチムチっとした手作り風のものではなかった。
・何ともいえない味と食感
では、アツアツのところをいただこう。フーフー、パクッ! こ、こ、これは……何ともいえない味と食感だ……。ベビースターラーメンとキャベツをソースで柔らかく煮たような具が入っているのだが、食感や味に奥行きを出すための肉やタケノコなどの食材が見当たらないので、食べていてもの足りなく感じてしまった。
さらに、目を閉じてもう一度じっくり味わってみたものの、ソースの味しかせず、やはり中華という感じはしない……。しかし、ソースの味と柔らかい食感が好きな方はハマってしまうかもしれない味だ。気になる方は、ぜひご自身で味わってみることをオススメしたい。
・店内で作るできたてのベビースターが評判
今回、ベビースターを使った2つの料理を食べてみたが、中華料理というよりは、中華の要素を取り入れたB級グルメいったところであった。なお、ベビースターランドでは店内で作る出来たてのベビースターそのものが評判のよう。もしかしたら、何もかけずにそのまま食べるのが、筆者の味覚に最も合った食べ方だったのかもしれない。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 ベビースターランド
住所 神奈川県横浜市中区山下町145 横浜博覧館 2F
時間 平日10:00~20:00 / 土日祝10:00~21:00
休日 年中無休
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.
▼「横浜博覧館」
▼「ベビースターランド」は2階だ。
▼メニュー。
▼ベビースターあんかけと……
▼ベビースターまんとドリンクのセットを注文。
▼「ベビースターあんかけ」
▼やや味がしょっぱい。
▼よく混ぜてから食べてみるが……。
▼中華っぽさが足りない印象。
▼「ベビースターまん」
▼ソースの味と柔らかい食感が好きな方にはオススメだ。