誰がなんと言おうと、審判の判定は絶対である。人間なので判定に納得いかないこともあるだろう。それでも、彼ら試合を裁く人間がいるからこそ試合が成り立つことを忘れてはいけない。
中にはアツくなってしまったが故に我を忘れて激怒する選手もいるが、トルコでは耳を疑うような驚きの事件が起きていた。なんと選手が審判のレッドカードをパクり、突きつけたというのだ!
・トルコ1部での出来事
2016年2月21日、トルコ・スーパーリーグ(1部)のガラタサライ vs トラブゾンスポルの試合で事件は起きた。0−1で迎えた後半14分にトラブゾンスポルが退場者を出し、チームの歯車が狂い始める。
・4人もの退場者を出したトラブゾンスポル
後半18分に同点に追いつかれ、後半24分に退場者を出したトラブゾンスポル。何とか残り時間わずかになるまで2人少ない状態で耐え凌いでいたのだが……ペナルティエリア内で相手を倒してPKの判定が下されたらキレてしまった。
ただでさえ2人退場させられていたことに加え、不利な判定に我慢できなかったのだろう。まず、猛抗議した選手が退場。さらには別の選手が主審のレッドカードをパクり、「あなたが退場だよ!」といった感じで提示したところ……当然、退場となった。
・没収試合になる寸前
不利な試合展開に怒りを覚える気持ちはわからないでもないが、次節以降を考えるとレッドカードを審判に突き出した行動は少しばかり軽率だったか。ちなみに退場者は全部で4人。ピッチに立てる選手が7人未満となると没収試合になるため、ギリギリの人数で試合を終えたことになる。