本日2月9日はマンガの日。そんなマンガにとって無くてはならないのがセリフ。マンガ業界を描いた名作『バクマン。』でも、マンガにおいてセリフがいかに重要であるかが語られています。名セリフなしにはヒット作は生まれないと言っても過言ではないでしょう。
今回は、数々のマンガやアニメを見てきたわたくし、中澤星児が、人生で一度はガチで言ってみたいマンガのセリフを5つ厳選してお届けします。
【人生で一度はガチで言ってみたいマンガのセリフ5選】
・「ここは俺がくいとめる! お前たちは先に行け!!」
バトルマンガなら一度は出てくるこのセリフ。身をていして仲間を守る男気が伝わってきます。主人公の親友キャラが言うのもありですが、普段ライバルのようなポジションのキャラが、大事な場面でこのセリフを使った時の破壊力は半端ではありません。言葉よりも、行間に流れる絆にグッとくるセリフです。一度でいいから食い止めてみたい。
・「俺、この戦いが終わったら結婚するんだ」
死亡フラグで有名なこのセリフ。これを言ったキャラは大体その戦いで死にます。しかし最近では、そのフラグを逆手に取って、ギリギリで生き残るパターンも多く、「死亡フラグも世に連れて変化するのだなあ」としみじみ思わずにはいられません。死地とわかりきっている場所におもむく際には、マストです!
・「お前を倒すのはこの俺だ」
主人公がピンチの時に助太刀に入ったライバルが言うセリフのど定番。名作バトルマンガ『ドラゴンボール』のベジータがこのセリフの代表キャラですね。「お前を倒すのはこの俺だ」の裏には「俺じゃないヤツに倒されるな」という意味が隠れており、プライドと本音がせめぎ合うツンデレ具合に胸が熱くなります。ライバルって良いな。
・「それは残像だ」
残像を残すほど早く動ける人にしか許されないこのセリフ。残像を残して背後に回り込む際に、この一声をかけるだけでグッとオシャレに。派生パターンに「俺はこっちだ」などがあります。
・「極めるとはこういう事だ」
名作マンガ『るろうに剣心』で、メインキャラの1人である佐之助が師匠の安慈和尚と戦った際、圧倒的な実力とともに安慈和尚が発した名言がこれ。あふれ出る自信と確固たる実力がないと言えないセリフであり、私もこのセリフが言える男でありたいと常に思っています。
──現実で言うとちょっと恥ずかしいけど、人生で一度は言ってみたいマンガのセリフ。みなさんにはどんなセリフがあるでしょうか? ひょっとしたら憧れのセリフが言えた時こそが、真の男に一歩近づく瞬間なのかもしれません。
執筆:中澤星児
イラスト:Rocketnews24.