言葉って難しい! 会話でも文章でも、思った通りに伝わるとは限らないから、難しいよね。特にビジネス用語とかになると、まったく意味わからん! と言う人もいるかもしれない。最近ネット上で、ある企業のHPに公開されている社長さんのあいさつが難しいと注目を集めている。
その企業とは、株式会社LIGだ。代表取締役の岩本貴洋氏のあいさつを見てみると……。う~ん、たしかに難しい。そこでわかり易く翻訳に挑戦。以下は同社社長あいさつのカタカナと英字部分を平たく訳したものである。原文はLIGのサイトをご覧頂きたい。
・株式会社LIG代表あいさつの超訳
真の超優良企業を目指して
「今、IT業界は革命の時代に突入しています。2000年初頭に起こった劇的な変革により様々な障壁が取り払われ、各社の主力事業や能力に競争力がなくなった結果、先の見えない不況が我々の眼前に覆いかぶさってきています。
LIGは自社の強みでもある、現実を見極め未開拓市場を切り開く戦略をとり、障害を排除して価値創出事業に全力で取り組む事で、安定的な成長を続けています」
社会に求められる憧れの企業
「今では、個人間のやりとりを簡単にでき、社会的なつながりの構築を支援してくれる媒体を、誰もが利用しています。我々の資産でもある、文字や画像、動画などを利用した売れる仕組みを創造する知識化された戦略は、更に進化させ取り組み続ける事で、世の中に多様な驚きを与えられると信じています。
さらに、社員ひとりひとりが複数の役割を果たして活躍する事により確立された危機回避の手法は、他業種との協業を積極的に結び効率化を図ることで、いずれ社会における事実上の標準となっていくと確信しています」
これが我々の未来の日常です
「LIGにおける未来の日常とは? それは限りなく自由で柔軟、そして革新的なものだと考えています。縮小された予算をどのような枠組みで獲得していくのか、その営業案件管理こそが鍵です。
挑戦を続ける事により計画、実行、評価、改善を繰り返し、常に主導権を取りながらお互いの立場で物事を考え、承認をえていく。LIGの未来の日常とはそういった想いの先にあるものなのです。ちょっと思いついただけなのですが」
・カタカナと英字を抜きにしても、頭悪くてわからん!
う~ん……。頭の悪い私(佐藤)は何を言わんとしているのか、まだちょっとわからない。そこでもっとかみ砕いてみることを試みた。私が理解し切れなかったところは、ちょっと都合よく解釈してしまっているので、その点を留意しつつ、以下は私のオリジナルだと思って頂きたい。
・佐藤の超超訳
真のめっちゃイイ企業を目指して
「今、IT業界はけっこう大変な時代に入りました。2000年はじめのすげえ変化でいろいろな面倒くさいことが取り払われ、企業はめっちゃ力がなくなった結果、不況でみんなめっちゃ不安な感じになっています。
LIGは強みでもある、現実をめっちゃ見極めてドンドン行く戦略をとって、邪魔なものを取っ払って価値を作る事業にめっちゃガンバることで、超イイ感じになってます」
社会で求められるめっちゃスゲエ企業
「今では誰でもネットでつながりたがってます。我々の得意技をさらに超イイ感じでやり続ける事で、世の中はめちゃくちゃビックリさせられると信じています。
さらに社員ひとりひとりがめっちゃ働くことによって出来上がった別の得意技は、別の仕事と結びついてウルトラハイパーすごい必殺技になって、いずれ世の中がマネをし出すと確信しています」
これが我々の未来の日常です
「LIGにおける未来の日常とは? それは限りなく自由で柔軟、そしてめっちゃイイ感じのものだと考えています。世のなか金がない訳だけど、どうやってイイ感じにしていくのか、そのイイ感じにしていくことこそが鍵です。
グイグイ行く感じよりちゃんと考えて、常にイイ感じを取りながらお互いの立場でイイ感じに物事を考え、お互い様になる感じ。LIGの未来の日常とはそういったイイ感じの先にあるものなのです。イイ感じに思いついただけですが」
詰まるところ、私の理解では、すべてにおいて「イイ感じになる」と思ったのだが……。まあ、とにかく言葉は難しい。日々勉強しないとなあ~……。
参照元:株式会社LIG
執筆:佐藤英典
イラスト・Photo:Rocketnews24