ロケットニュース24

イブの夜に歌舞伎町のホテル街で「ゴミ拾い」をしてみた

2015年12月26日

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1年365日のうち、彼氏・彼女ナシの人が最も居心地の悪さを感じてしまうのは、やはりクリスマスだろう。今さら言うまでもないが、なぜか日本では「クリスマス=カップルで過ごす日」みたいになっており、クリスマスに相手がいない私(筆者)のような人間を、蔑みながら “クリボッチ” と呼ぶ人までいる。

そんな世界を何とか変えたい! チェンジしたい! チェンジしまくりたい!! ──という思いを長年抱き続けた私は、ついに見つけた……。クリボッチがクリスマスに革命を起こす方法を、ついに見つけてしまったのだ。

・聖なる夜を取り戻せ

その方法とは……ゴミ拾い。「なんで、そんなことを!?」と思うかもしれないが、考えて欲しい。クリスマスイブは “聖なる夜” である。つまり、 “聖なること” をするのが当たり前の日であり、どれだけ “聖なることをしたか” で勝負が決まる日だ。だったら、もうゴミ拾いとかでいいじゃないか。

・新宿歌舞伎町のホテル街で実行

2015年12月24日の夜、私が選んだ場所は東京・新宿歌舞伎町のホテル街。日本で一番ギラギラしている場所だから、クリスマスの夜ともなれば、いつも以上にギラついているに違いない。

ということは、ギラつくあまり我を忘れたカップルが、うっかりゴミを落としてしまうことも考えられる。それを拾って差し上げ、街をキレイにしようというのが今回の狙いだ。カップルを邪魔しようだなんて、1ミリも考えていないぞ。

・その場に立っているだけで

そんなわけで、実際に街に繰り出してみたところ……意外とカップルはおらず、街もそれほど汚くはない。ゴミは落ちていると言えば落ちているが、他の場所と大差がないような気もする。でも、そんなことは結構どうだっていい。その場に立っていると、クリスマスに “参加している感” がじわじわとこみ上げてくるのだ。

何とも言えない充実感を感じながら、ゴミを見つけては拾っていく私。その側を通り抜けて、ホテルの中へ消えて行くカップルたち。……どっからどう見ても、“聖なる夜” にふさわしいことをしているのは私の方だろう。カップルたちは、私の聖人っぷりに心を打たれているのか、どこか足早だ。

・今後12月24・25日は『ゴミ拾いの日』に

確かに、1人でこんなことをやっても「クリスマス=カップルで過ごす日」という風潮を変えられるわけではない。しかし、何人ものクリボッチが集まり、全国のホテル街を埋めつくすようになれば……今後、日本のクリスマスが変わるかもしれないぞ。

というわけで、来年のクリスマスイブ、ボッチはホテル街でゴミ拾いしよう! みんなで力を合わせて、12月24・25日を『ゴミ拾いの日』にしてしまおうぜ!!

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼ゴミを発見! 「黒ワニ襲来」と書かれたグミのパッケージだった

▼最終的にこんだけ拾ったどーー! 来年はボッチ全員でやろうぜ!!

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