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【グルメ】創業昭和8年の喫茶店「ショパン」でアンプレスを食す / 友達に内緒にしたい味

2015年11月28日

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「喫茶店」は日本の文化といっても過言ではないだろう。最近では随分数の減った、純喫茶が私(佐藤)は好きである。歴史を感じさせる店構えも良いのだけど、それだけじゃなくて、キッチンに立つマスターのたたずまい、年配の常連さんから漂う雰囲気など、その場にいるだけで人生について学べそうだ。

そんな歴史ある喫茶店のひとつ、「ショパン」。東京・淡路町にあるこのお店のアンプレスが絶品との噂を聞きつけた。ところでアンプレスとは何ぞや? ということで、実際にお店に行き確かめてみた!

・80年以上の歴史

お店は秋葉原と淡路町のちょうど間くらいの場所にある。大きな通りに面していないため、店の近くで外国人観光客の姿を見ることは少ない。看板から歴史の長さを感じ取ることができる。入り口には創業昭和8年(1933年)とある。つまり80年以上の長きにわたって営業しているのだ。

・ちょっと変わったレイアウト

中に入ると、テーブルのレイアウトがちょっと変わっている。手前に4人掛けのテーブル席がひとつ。そして奥にも4名掛けと2名掛けの席があるのだが、カウンター前は横並びに椅子が並んでいる。ベンチのように2人掛け席が3つ、真横に並んでいるのである。全席喫煙可で、テーブルの上には大きな木の灰皿が。店内からそこはかとなく、年季を感じる。

・1グループ1個限定

さて、ここの名物はアンプレス(450円)だ。メニューを見ると、人気商品のため1グループ1個しか注文できないようだ。多くの人に味を楽しんで欲しいという思いからの配慮なのか。したがってアンプレスを楽しみたい人は、少人数で行った方が良さそうだ。

・上品な餡子の甘さ

気になるアンプレスとは……。餡子を挟んだホットサンドのことだった! 割と小ぶりの食パンに、餡子がぎっしり。テーブルに運ばれた段階で、ほのかな甘い香りが広がっている。ひとつ食べてみると、表面はカリっとしていて餡子のふんわりとした食感がとてもイイ。品のある餡子の甘さと、芳醇なバターの香りが絶妙だ。

・友達には内緒

これはおやつ感覚で食べたい。ランチとディナーの間に、ふらりと立ち寄って小腹を満たすのに最適だ。人気メニューなので売り切れに注意。アンプレスを堪能したい人は、友達に教えずにこっそり行くべきだ。

・今回紹介した店舗の情報

店名 珈琲 ショパン
住所 東京都千代田区神田須田町1-19-9
営業時間 8:00~21:00
定休日 日・祝日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.

▼この看板が目印

▼創業昭和8年

▼アンプレス450円

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