
どこ見ても、ウサギ! ウサギ! ウサギ! ウサギ好きにはたまらない島といえば、広島県にある「大久野島(おおくのじま)」。いまや日本人だけでなく、外国人観光客にも人気で、大久野島行きのフェリー乗り場近くのコンビニ店員は「ここ最近外国人、特に中国人の観光客が増えたよ。うち(コンビニ)でもウサギのエサ売ってるけど、みんな結構買ってくよ!ガハハハハッ!」と話してくれた。
・最近ウサギは満腹傾向
ただ最近は、エサを与えに島に上陸する観光客が増えて、ウサギの胃袋はかなり満たされているらしく、午後の時間帯はエサに食いつかないこともあるんだとか。待てよ、今はもう午後1時を過ぎている。これはマズイ、マズイぞ。はるばる東京から広島に来て、可愛いウサギたちと触れ合えないなんて全く意味がない。とにかく出来る限りのことをして ウサギの警戒心をほどき、お近づきになりたい。
・ウサギと誰よりも仲良くなる方法
私は考えた。ウサギと仲良くなるには、どうしたらいいのか。ただただひたすらに考えた。そしてその瞬間はやってきた。
「私がウサギになればいいんだ!」
私は気づいてしまったのだ。ウサギと仲良くなるには、自分自身をウサギにできるだけ近づけ、相手の気持ちを身をもって理解することがベストだということに。世紀のナイスアイデアが舞い降りた私はすぐさまウサギコスチュームを手に入れ、ピョンピョンと跳ねるように心躍らせながら大久野島へ向かった。
・なんとも不安なスタート
この日は平日の午後にも関わらず、ウサギの可愛い姿を一目見ようと大久野島行きの船は人でいっぱいだった。15分程度で大久野島に着くと、出迎えてくれたのは、数え切れないほどの無数のウサギたち。遠くのほうからは私を視界にとらえた子どもが「でっかいウサギさんが船から降りてくるよ、おかあさーん」と驚きと戸惑いが入り混じった声で叫んでいるのが聞こえる。
それにしてもこれほどまでの数のウサギがいるとは。早速、恐る恐る島のウサギに近づくと……逃げられた! 警戒しているのだろうか、それともまだ私がウサギの気持ちを理解できていないせいなのだろうか、私が近づくと「こっち来んな!」と言わんばかりに一目散に逃げていく。どうやら大久野島のウサギたちと仲良くなるのは、一筋縄ではいかなさそうだ。
・エサを使って交流
見た目は完全にウサギなのに、島のウサギたちは私に寄り付かない。だがある条件のもとだと、ウサギたちは凄い勢いで寄ってくることに気づいた。それは私がエサを持っているとき。
そこで私はエサを使って、まずはウサギたちとコミュニケーションをとることにした。エサを一心不乱に食べるウサギの口の動かし方、体勢、視線などあらゆるところを観察しながら、「このウサたんは今こんなことを考えているんだろうなあ」とウサギの気持ちを必死に理解しようとした。すると心なしか、エサなしでもウサギたちが時折私に近づいてくるようになってきたのだ! これはイケる!!
・妙案また舞い降りる
エサがウサギの気持ちを理解する上で重要な役割を果たすことに気づいた私は、あることを思いついてしまった。
「私のすべてを使ってエサをあげればいいんだ!」
そう、体全身を使ってエサをあげれば、もっとウサギを感じ、もっとウサギの気持ちを理解できる。居ても立っても居られなくなった私はすぐさま自分の体に、エサをまきちらし、地面に寝そべった。
・天使級の可愛さに危うくノックアウト!
すると5分もしないうちに、たくさんのウサギたちが集まってきたのだ。私のお腹に飛び乗ったり、顔の近くを走り回りながら、凄まじい勢いでエサを食べている。可愛い、可愛すぎるよ! 間近で見るウサギのあまりの可愛さに我を忘れそうになったが、私は必死にウサギたちの一挙手一投足を観察し続けた。
・ついにその時は来た
体全身でウサギたちを感じた私は、妙な自信で満ち溢れていた。たぶん私は今、地球上で最もウサギに近い人間だろう。そんな高揚感にも近い熱い想いを胸に秘めながら、エサを一切身につけず、ウサギたちの目の前で寝転がってみた。
そしてその時はやってきた。たくさんのウサギたちがエサを持たない私のもとに、駆け寄って来てくれたのだ! ある程度予想できていたとはいえ、何とも言えない大きな感動がこみ上げてくる。よかった。本当によかった! 子どもたちからは笑われ、すれ違う人たちからは目が合ないよう避けられたけれど、私はあきらめずやり遂げたのだ!
最高の形でウサギたちと分かり合えた私は、同行していたカメラマンに帰路の途中こう言われた。「ウサオさん(私)の体にエサのにおいが染みついてたんでしょうね。だからエサなしでもあんなに寄ってきたんですよ!」。この夜、私は浴びるように酒を飲んだ。
Report:ウサオ
Photo:RocketNews24.
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▼映像で見ると、なかなかの衝撃だぞ!
▼ウサオ「またね!バイバイぁぁあああい!」(おまけ)
▼ウサオ「おおお……振り向いた!」
▼ウサオ「え、えええええ??」
▼ウサオ「ワタシのほうにクーーールゥゥウゥウーーーー♪」
▼ウサオ「ハイタッチでコンニチワぁぁぁああああ」
▼ナニよ〜!この感覚! もうキモチイイィィ〜〜んだから!
Yoshio















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