世の中は、「どうでもいいこと」にあふれている。だが、そんな「どうでもいい」の一言で葬り去られていく出来事は、はたして本当に「どうでもいいこと」なのだろうか？ 大事なことを見落としてはいないだろうか？
もし見落としていたら大変。人生損をしないためにも、いま一度、日常の「どうでもいい」と思われがちなことに目を向けてみようと思う。例えば、中華料理にやたらと酢をかけまくる人がいるが、あれは一体なんなのか。
・何かと酢をかけまくる人たち
私事で恐縮だが、私は酢をドバドバかける派だ。ある日友人と中華に行き、酢をしこたまかけまくっていると……その姿に驚いた友人は「かけすぎじゃない!? 正気の沙汰じゃない!!」と私の身を案じた。
確かに……。ドン引きする気持ちはわからなくもないが、そんなにビックリさせてしまうとは……。実際、酢をかけまくる人は他の人にどのように映っているのだろうか？ 周りの声を集めてみた。
1）中華料理に酢、かける派ですか？ かけない派ですか？
【かける派】：7人
・酢・酸味が好き
・あればかける
【たまにかける派】：4人
・味に飽きたらかけるかも。
・脂っこく感じた時 / さっぱりしたい時にかけるかも。
・かけた方が美味いと感じたものだけかけます。
【かけない派】：5人
・そのままで十分美味しい。
・完成品の料理がもったいない。
・料理人の出した味を崩したくない。
2）中華料理にやたらと酢をかける人、どう思いますか？
・個人の皿なら、好きにやってよし：16人（全員）
・大皿にはやめて。
・元の味が台無しにならないか心配。
・頭がおかしくなったのかと思った。
・かけすぎは場合によっては引く・笑う・ツッコむ。（程度によっては「マジかよ」と思う。）
・味見させてもらうかも。
──という結果だった。
頻度や程度の差こそあれ、16人中11人は中華料理に酢をかけるとのこと。中華料理は、全体的に酢との相性が良いこともあり、お店には酢が備えつけられていることも多く、「あればかける」人が多いようだ。
そして、問題の「かけまくる人」は、かける派の人からも、かけない派の人からも、時と場合によっては「マジかよ」とドン引きされてしまうようである。特に、当たり前だが大皿ではご法度。あくまで個人の皿でやるべきなのは言うまでもない。
・かけすぎ注意
また、和才記者は「初対面でいきなりドバドバいかれたら、場合によっては引く」らしい。中国ツウのメグ記者においては、「中国の香醋（褐色のやつ）の場合は、ニオイが苦手な人も多いので、苦手そうな人がいるときは一声かける」とのこと。確かにお酢は匂いが若干強め。苦手な人もいるかもしれないので、一声かけるのもマナーだ。
中華に酢をかけるかどうか。そしてかけまくるとどう思われるのか──。どうでもいいと思いがちだが、実は違った。気付かぬうちにドン引きされたり、スメハラをしているかもしれない。ひいては恋のチャンスまで逃しかねないぞ。酢大好きっ子は、かけすぎ注意だ！
執筆：DEBUNEKO
Photo：RocketNews24.
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▼まずは元の味を楽しんで……
▼満足したら、ドバっといっちゃう。
▼かけすぎ注意！