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【知ってた?】本日10月16日はアメリカの「ノラ猫の日」なんだって! “猫と生きる道” をみんなで考える日だよ!!

2015年10月16日

世界中で様々な記念日が制定されているが、アメリカでは今日10月16日は「ノラ猫の日」! 人間とノラ猫がどのように暮らしていくかを真剣に考える日だという。

日本でも色々な立場の人が頭を悩ませるノラ猫問題だが、同様にアメリカでも何らかの対策に迫られているようだ。そこで「ノラ猫の日」を作って活動を行いましょう!……というのだが、一体どんなことをするのだろう?

・2001年からスタートした「全米ノラ猫の日」

2001年10月16日に誕生した「全米ノラ猫の日」。猫の保護団体『アレイ・キャット・アライズ(Alley Cat Allies)』がノラ猫の現状や地域猫、不妊去勢の必要性など、「ノラ猫問題」を解決するにあたり必要な情報や活動を世の中に広めようと制定したものだ。

・日本でも知られている「地域猫」や「TNR活動」

地域猫や不妊去勢の必要性などは、日本でもよく論じられているのでご存知の人も多いだろう。2000年に流行語大賞社会新語部門にもノミネートされた “地域猫” は、地域で管理されているノラ猫のことで、ノラ猫の数を抑制しつつ、餌やりやふん尿など様々な問題に対応していく活動だ。

そしてノラ猫・地域猫を管理する上で欠かせないのが、「TNR活動」という不妊去勢の徹底だと言われている。TNRとは、Trap(猫の捕獲)・Neuter (不妊、去勢)・Return (元の場所に戻す)の頭文字をとったもので、今や多くの国で進められているという。

なぜなら不妊去勢をしないとノラ猫の数が増え続け、管理できなくなってしまう恐れがあるからだ。「1匹の猫が不妊去勢を受ければ、100匹以上の猫が殺処分されなくて済む」なんて説があるくらい、ノラ猫問題を解決するにあたりとても大切な行程のようだ。

ちなみに日本の多くの自治体が、不妊去勢手術に対して助成金を出しているようなので、興味のある人はチェックしてみてほしい。

・1500以上のイベントが行われてきたんだって!

ということで、今年2015年で15回目を迎える「全米ノラ猫の日」には、TNR活動を大々的に行ったり、地域猫の啓蒙イベント、ノラ猫の苦手な人と協力するための勉強会など、これまでに1500以上のノラ猫関連イベントが開かれてきたのだとか。

またネット上でも「今日はノラ猫の日だよ!」と多くの人が話題にしており、とくに10月16日の Twitter にはハッシュタグ「#FeralCatDay」と共に猫の写真が山ほど投稿されるのだった。

この「ノラ猫の日」はアメリカだけでなく、他の国でも盛り上がりを見せているという。アメリカに住んでいない人も、10月16日にはノラ猫について考えてみてはいかがだろうか?

参照元:Alley Cat AlliesFacebook、Twitter #FeralCatDay(英語)Google Books
執筆:小千谷サチ

▼こちらは2014年の「ノラ猫の日」につぶやかれたツイートの一部……

▼本当はぜ〜んぶ紹介したいんだけどね!

▼1匹の猫を不妊・去勢手術すれば、100匹の猫が助かるよ

▼こちらはサンフランシスコの団体。ノラ猫問題に取り組んでいる

▼ジョージィという猫も「ノラ猫の日」のツイート

▼日本でも TNR活動は有名だよね!

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