ついに明日、2015年9月25日に迫ったiPhone6sの発売日。iPhone6sをいち早く入手するため、ロケットニュース編集部は22日から行列に参戦しています。わたくし昼の部を担当している中澤です。思えば、ほとんど私は行列に並んだことがありません。
ディズニーランドに修学旅行に行った時や、山の手線に乗る時が私の数少ない行列の体験です。「行列に並ぶくらいならいいや」と思って様々なことを諦めてきたこれまでの人生。そんな行列素人の私が、こんな行列の最前線にいるんですから、人生って何が起こるか分かりませんね。
・椅子が友達
さて、二日目ともなると、もはや並んでるというより住んでるというほうが近い気分になってきます。場所への愛着が湧いてきます。そんな中、突き刺さってくる道行く人たちの視線。家がない人と思われてるのかも。
おいおい、俺はいいけど、この椅子のことを馬鹿にするヤツは許さんぞ! こいつだって家になろうと必至なんじゃ! 精一杯頑張ってるんじゃ! おい、椅子! 泣かんでええ! お前は立派に俺の家をやれてるぞ! 椅子ーーーーーー!!! 失敬、感極まりました。
・人に会うのがめっちゃ嬉しい
椅子との友情なんて、行列に参戦しなければ知ることはなかったでしょう。それともう一つ知らなかったことがあります。それは人の温かさです。
知らない人から「いつも見てます」と一言声をかけられた時や、応援に来てくれる職場仲間の見知った顔を見た時のほっこりする気持ち。特別なことは何もないそんな関わりでも、触れ合うだけでなんとなく感じる心の温かさ。流石の椅子もそこまでは補ってくれません。
そういう温かさは、この東京砂漠で私が忘れていたモノの一つのような気がしました。色んなことを学んだり思い出したりしたiPhone6sの行列も、私は今日の昼が最後です。佐藤記者が堀北さんに会えることを祈ってます。
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24
★今年のiPhone6s行列の足跡はコチラ → シリーズ「iPhone6s行列」
▼おい椅子~、お前も冗談言うんだな!
▼椅子~、もう……好き
▼安心するわぁ