ロケットニュース24

【検証】カフェの本場イタリア人に「日本の缶コーヒー」を飲んでもらい感想を聞いてみた → 意外すぎる衝撃の結果に!

2015年9月17日
提供:ダイドードリンコ

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イタリアの食文化と言えば、パスタやピザを真っ先に思い浮かべる人は多いだろうが、忘れてはいけないのが「カフェ」である。日本人にとって緑茶が、またはイギリス人にとって紅茶がそうであるように、イタリア人とコーヒーは切っても切れない関係だ。

イタリアには『バール』と呼ばれる個人経営の小さなカフェが約16万店舗もあると言われており、イタリア人一人一人が行きつけのバールを持っているそうだ。そんなイタリア人は、まさに国民のほとんどが「コーヒー通」と言っていいだろう。

ちなみに日本でも大人気の “あの大手コーヒーチェーン” もイタリアには店舗を構えられないほど、彼らはコーヒーにこだわりを持っている。それでは、そんなコーヒー通のイタリア人があまり海外では見かけない、日本独特の商品である『缶コーヒー』を飲んだらどう感じるのだろうか?

もしイタリアで通用したならば、缶コーヒーは世界で認められる美味しい日本の食文化と胸を張って言えるはず! そこで実際にイタリアまで行き、現地のイタリア人に日本の缶コーヒーを飲んでもらってきた! 気になるレポートは、以下のとおりだ!

・缶コーヒー3種類を持ってミラノへ

今回私が持参したのは、プレミアム豆を従来品より増量したダイドードリンコの『ダイドーブレンド デミタスコーヒー』、『ダイドーブレンド デミタス微糖』、『ダイドーブレンド デミタスBLACK』の3種類。

このダイドーブレンドのデミタスシリーズ、サイズだけ見れば、日本の缶コーヒーの中では比較的イタリアのエスプレッソに近いような気もする。これなら、「オー、ジャポネーゼのエスプレッソね」といった感じで、イタリア人でも抵抗なく飲んでくれることを期待できそう!

でも、食文化にこだわりの強いイタリア人たちが、果たして日本の缶コーヒーを受け入れてくれるか心配でもある。期待と不安を胸に向かったのは、イタリアの大都市・ミラノ。イタリアファッションの中心とも言われるこのオシャレな街で、勇気を出して検証スタートだ!

・ミラノの有名な場所でガチ調査

まず最初に、場所と方法について説明しよう。調査したエリアは、ドゥオーモ広場前やスフォルツェスコ城付近、スカラ座周辺など、ミラノを代表する場所。もちろんバールやカフェも周辺に多く存在するため、コーヒー通のイタリア人も多く集まっているはずだ。

検証のやり方はいたって簡単。その場にいたイタリア人に声をかけ、『ダイドー ブレンド デミタス』シリーズを試飲してもらい、簡単なコメントももらえたらもらいつつ、美味しいか美味しくないかを聞くだけ。シンプルながらも、ガチの調査である。

・うれしい誤算

そして、私が持参したデミタス缶コーヒーは各10本で、合計30本。1種類あたり、大体10人程から感想を聞く予定だった……のだが! 実際、1人に缶コーヒーを手渡すと、日本の缶コーヒーが珍しいのか、陽気なイタリア人の特性か、かなりの確率で回し飲みが始まることに! 良い結果も期待できるかも!?

結果的に、1種類あたり19人の意見を集めることができた。とにかく、サンプル数が多くなったのは調査としてはいいことだ。うれしい誤算である。

・結果発表

さて、気になる結果は……以下の通り!

・『ダイドーブレンド デミタスコーヒー』は美味しい → 18人
・『ダイドーブレンド デミタス微糖』 は美味しい → 17人
・『ダイドーブレンド デミタスBLACK』は美味しい → 2人

す、スゲェ結果になった!!! なんと『ダイドーブレンド デミタスコーヒー』にいたっては、19人中18人が「ボーノ!(美味しい)」「これはいいね!」と絶賛する結果に。あまり他国の食べ物を美味しいと言わないイタリア人に受け入れてもらえるなんて、衝撃的すぎるぞ!

トータルとして、日本の缶コーヒー『ダイドーブレンド デミタス』シリーズを認めてくれイタリア人の割合は、57回の試飲で37回美味しいと言ってくれる嬉しい結果に! デミタスコーヒーとデミタス微糖だけで見ると、ほとんどの人が美味しいと感じてくれた。コレは物凄い結果だ!

・なぜブラックはイタリア人に好まれなかったのか?

一方、『ダイドーブレンド デミタスBLACK』を美味しいと言ってくれたイタリア人は、わずか2人だった。その理由としては、「苦い」「砂糖を入れて欲しい」などの声が多く挙がっていた。

なお、イタリア人のガイドによると、イタリアではブラックコーヒーを飲まないことはないものの、『ダイドーブレンド デミタスBLACK』よりも、濃いらしい。

また、イタリアでは多くの飲み物に砂糖を入れるようなので、コーヒーでなくても “無糖の飲み物” に抵抗が大きいのだろうか。日本では絶対に砂糖を入れない緑茶もイタリアで売っているものは砂糖が入っていたりするので、美味しい美味しくない以前に、飲みなれていないものだったため味を受け入れられなかったのかもしれない。

・現地のバリスタにも飲んでもらったところ……

それから、調査では現地のカフェでプロのバリスタにも試飲してもらったのだが、『デミタスコーヒー』は「この中で1番美味しい」、『デミタス微糖』は「美味しい」、『デミタスBLACK』は「う〜ん」であった。やっぱり砂糖をたっぷり入れるイタリア流に近いほうが、反応はいいようだ。

カフェ好きのイタリア人にも「美味しい!」と絶賛してもらえた『デミタスコーヒー』、『デミタス微糖』、もし自動販売機で見かけたらぜひ試してみてくれよな! もちろん『デミタスBLACK』も日本人が飲んだら美味しいので、お忘れなく!

参考リンク:ダイドーブレンド デミタスコーヒー ブランドサイト
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼こちらが検証動画だ

▼ミラノに到着後、まずはスフォルツェスコ城の前で自分が試飲。……ウマい! これならイタリア人も美味しいと感じる……はず! 調査開始や!!

▼こちらの男性は、『デミタスコーヒー』と『デミタス微糖』に関しては、「ウマい!」「ファンタスティックだ」とのこと

▼人気が高かった『デミタスコーヒー』と『デミタス微糖』。この2種類は安定の「ボーノ(美味しい)」の連打



▼『デミタスBLACK』の評価は……

▼『デミタスBLACK』を「いい」と感じた人もいるぞ。ちなみにナポリのオヤジさんたちは、ブラック派が多いそうだ。ミラノではなく、ナポリで検証したらまた違う結果になったかもしれない。

▼ミラノのバリスタにも試飲してもらうことに。まずは日本の缶コーヒーをじっくりと眺める。そして3種類を飲んだ結果……

▼一番のお気に入りは『デミタスコーヒー』らしい。とにかくイタリアの人々、ご協力ありがとうございました!


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