誰が呼んだか、北の大地 “おそロシア”。何かと我々の常識を超えた豪快なイメージが強いロシアだが、いまネット上で「ロシアのイカめしが可愛すぎる」と話題になっている。
そのロシア流イカめしを見てみると、「ブヒィィィィィ!」と叫びたくなるキュートさ! なんとイカめしがプリプリキュートなブタの姿をしているのだ。あまりにも可愛いので、実際に作ってみた。
・ロシア流のイカめし
このブタの丸焼きみないなイカめしは、作り方が YouTube の動画で公開されている。動画を参考に、日本で手に入る材料を使って以下のように作ってみた。
【イカめしの中身】
・米:1/2合
・マッシュルーム:100グラム
・タマネギ:1/2個
・ニンジン:1/2本
・卵:1個
・チーズ:50グラム
・塩コショウ:適量
・マヨネーズ:適量
・のり:適量(ブタの目用、本来は黒コショウの実)
上記の材料で、「スルメイカ×2杯+小ヤリイカ×3杯分のイカめし」が完成した。中身の量は、イカの大きさによって調整しよう! 実際に試した作り方は以下の通り。
【作り方】
~下準備~
1.まずはご飯を炊く。
2.イカをさばく。胴と内臓から下を分け、軟骨を外す。今回使用するのは胴とミミのみだ。
3.キレイに洗ったイカの胴を鍋に移す。沸騰したお湯をかけて20秒ほどボイルし、皮をはぐ。
4.中の具を用意する。ニンジン、タマネギ、マッシュルームを2~3センチくらいの細切りに。ニンジンはスライサーを使うと便利だ。
~調理~
5.フライパンに油をひき、野菜を炒める。軽く火を通した後、フライパンの中央をあけ、卵を落とし、具材全部をよくなじませよう。
6.塩コショウで味を整え、チーズを入れてかき混ぜる。
7.炊けたご飯に「6」を入れてよく混ぜる。このあたりでオーブンを150度に予熱しておこう。
8.「3」のイカのミミを胴から切り離し、胴に「7」を詰める。
9.イカのミミで「ブタの耳」を作る。小さな三角形を作り、イカめし本体に切れ込みを入れて挿す。胴の先端部分を切り落として、整えると……もはや完全にブタだ!
10.イカめしの“ブタの背中”部分にマヨネーズを塗り、オーブンで10~15分焼く
11.のりを小さな円状に切り、ブタの顔につけて完成。
・天才の発想
出来上がったイカめしは、もう「可愛い!!」の一言だ! プリプリに膨らんだ“ブタのお腹”も、こんがりテカった白のようなピンクのような微妙な色合いも、まさに子豚ちゃん。最初に、「イカめしって、なんかブタっぽくね?」と思いつた人は天才なのではないだろうか?
・イカめしのお味は「まったりクリーミー」
そして気になるお味は、ズバリ「とてもクリーミー」である。卵、そしてチーズがたっぷり入っていて、カルボナーラ的なまったりした味であった。なお、本来のレシピではブタの目には黒コショウの実を使うそう。今回は手に入らなかったので、のりで代用したが、コショウの実を使えば、よりパンチがききそうである。
・実際に作った感想「シンプルで簡単だった!」
今回、調味料は日本製のものを使ったので、本場のロシア流イカめしとは味が少し異なるかもしれない。しかし、これはこれで美味しい。何より、ビジュアルのインパクトが絶大だ。イカめしの中身を変えるなどのアレンジをしてもいいかもしれない!
工程だけを見ると、なんだか面倒な感じもするが、実際に作るととてもシンプルだ。オーブンでの焼き時間をのぞくと、10年以上ぶりにイカをさばいた私でも、実際の作業時間は30分ちょっとだ。食卓にキュートさをプラスしたい人は是非試してみてくれよなっ!
参照元:YouTube、Povarenok(ロシア語)
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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