つい最近、『できる男はウンコがデカい』という、驚くべきタイトルの書籍が存在することを、できる知人女性から教えてもらった。あわせて、『できる男は乳首で決まる』なる書籍の存在まで……。はたして、どんな乳首なら “できる男” なのかは実際に本を読んでみないと分からないが、とにかくウンコがデカくて乳首がキマっていたら、単にウンコがデカい男よりも、単純計算で2倍は「できる男」なのだ。────たぶん。
せっかく男に生まれてきたのであれば、誰よりも「できる男」になってみたい。ということで調査に調査を重ねた結果……ついに！ ついに!! ついに……“10倍界王拳” どころの話ではない、「できる男（30倍）」の全条件が判明したので紹介しておきたい。
・30項目もあった “できる男” の条件
今回の調査に用いたのは、世界最大のショッピングサイト Amazon である。検索ボックスに「できる」＆「男」と入力し、ヒットした “できる男” 系の書籍タイトルを単に並べただけなのだが……出るわ出るわ、わんさか出てきた！ 全30冊は以下のとおり。
船瀬俊介著『できる男は超少食 空腹こそ活力の源！』（主婦の友社、2015年）
石蔵文信著『できる男は2食主義』（メディカルトリビューン、2009年）
長谷川香枝著『デキる男の超・肉食習慣 結果を出し続ける体とメンタルが手に入る29の法則』（アチーブメント出版、2015年）
松岡宏行著『できる男は不倫する』（幻冬舎、2015年）
川北義則著『できる男は「常識」を信じない』（PHP研究所、2015年）
ワードマン編『デキる男は3秒で決める!』（アクタスソリューション、2008年）
高嶋秀武著『できる男ほどよくしゃべる』（小学館、1997年）
杉山清監修『デキる男は聴き上手』（アクタスソリューション、2007年）
里中李生著『できる男は「この言い訳」をしない』（三笠書房、2012年）
原崎裕三著『「できる男」はがんばらない!! 営業マン改造計画』（PHP研究所、2003年）
藤田紘一郎著『できる男はウンコがデカい』（宝島社、2013年）
松屋壮著『できる男は乳首で決まる』（幻冬舎ルネッサンス、2006年）
高田静夫著『できる男は空気が読める サッカー審判に学ぶ「英断力」』（ベースボールマガジン社、2008年）
唐澤理恵著『できる人はなぜ「白シャツ」を選ぶのか』（PHP研究所、2013年）
森井良行著『デキ男（オ）なビジネスマンはなぜか茶色を着ない』（徳間書店、2009年）
中高年の暮らし向上委員会著『できる男は家事も上手い! （中高年からのステップアップ講座） 』（旬報社、1999年）
東京ペン倶楽部著『できる男は世渡り上手 一流の社会人になるハイテクニック集』（青年書館、1998年）
和田正和著『できる男は自己演出がうまい 男30歳、もっともっと輝いて生きるために』（かんき出版、1993年）
小林克己著『「遊び心」で「豊かさ」がつくれるか!? 出来る男は遊びがうまい』（マネジメント社、1990年）
村田信夫著『段取り・手順・手抜き 仕事の上手な運び方 できる男は手抜きがうまい!』（明日香出版社、1990年）
榎本雄作著『デキる男は香りが違う! プロが教える香水120%活用術』（ソフトバンククリエイティブ、2008年）
現代情報工学研究会著『できる男は人脈づくりが上手い 人こそ最高の情報源』（経済界、1986年）
桜井秀勲著『できる男（ヤツ）ほど女を味方にする 女性の能力を活かす成功法則』（かんき出版、1994年）
桜井秀勲著『できる上司の話し方 人の心をつかむちょいワル男になれ!』（太陽企画出版、2005年）
依田明著『人を見抜く44の心理法則 できる男は「ホンネ」のつかみ方がうまい』（大和出版、1995年）
川木淳著『できる男はオシャレがうまい ビジネスマンの知的服装術』（ビジネス社、1990年）
キムミョンガン著『エグゼクティブな下半身 仕事ができる男はなぜS●Xが上手いのか』（学習研究社、2009年）
高坂美紀著『できる男のパンツの色 ビジネスマンのカラー戦略』（毎日新聞社、1988年）
飯田ユタカ著『デキる男のジャズギター』（ドレミ楽譜出版社、2011年）
アントニオ猪木著『元気があれば何でもできる!（男のVシリーズ）』（ロングセラーズ、2007年）
──と、「できる男」だけでも30冊がヒットした。さらに「一流の男」や「成功する人」系の書籍もヒットしてしまったが、数が膨大なので今回は割愛。ともあれ、上記のタイトルをふまえた、史上最強に「できる男（30倍）」の条件は以下の通り！
・30倍できる男
食が細いのでメシは1日2食の肉料理。服装は常に白シャツで、茶色の洋服なんて絶対に着ない。さらに、パンツの色にも こだわりを持つオシャレ野郎で、なにげに乳首もキマっている。香水のイイ香りを漂わせながらも、ひり出すウンコは超デカい。
よくしゃべるが、聞き上手。当然ながら空気も読めるので、本音のつかみ方が超ウマい。しかも世渡り上手な手抜きの達人で、家事もウマけりゃ遊びもウマく、ついでに言うなら床上手。女を味方にする人脈作りがエスカレートし、挙句の果てには不倫もするが、決して言い訳することはない。ちなみにモットーは「がんばらない」。
常識を信じないので、常識的な会話が成立しないにもかかわらず、何事も3秒で決断するので油断ならない。また、自己演出がうまく、パッと見では “ちょいワル” に見える。イメージとしては、ジャズギターを背負ったアントニオ猪木のような元気な男。
──という感じだ。最も衝撃的なのは、超小食なのにウンコがデカいという人間離れした新陳代謝。さすがは常識なんて信じない30倍の男、排泄サイクルすら常識外なのだ。
いずれにしても、もしも身近にいる男性が上記の条件に当てはまっていたら、彼こそが史上最強のできる男、すなわち「できる男（30倍）」だ。なお、かなりの危険人物だと思われるので、ある程度の距離を置いて接したほうが良いだろう。グッドラック。
参考リンク：Amazon検索「できる 男」
執筆：GO羽鳥
Photo：RocketNews24.