「ジョンソンタウン」と呼ばれる米軍ハウスが集ったエリアが、池袋から約60分の場所にあるのをご存知だろうか? このエリアには、飲食店や雑貨屋、洋服屋などおよそ50店舗が集まり、休日になると多くの人で賑わうのだそうだ。はたして、そのエリアはどんな場所で、どんなお店があるのか? 行ってみることにした。
・どこにあるの?
まず、このジョンソンタウン、場所は西武池袋線の入間市駅にある。池袋駅からは急行で39分で、入間市駅からは徒歩でおよそ20分。タクシーを使えば入間市駅からは5分たらずで行ける。入間市駅といえば、三井アウトレットパーク入間や、コストコが有名だが、実はこのジョンソンタウンこそが穴場中の穴場スポットなのである。
・そもそも、なぜココに米軍ハウスが? 歴史を紐解く
元々このエリアには、陸軍航空士官学校があった。だが、1945年の終戦の年、進駐軍によりこの学校は取り上げられ、ジョンソン基地に……。その5年後の1950年に朝鮮戦争が勃発。これにより軍人用の住宅を増やす必要があり、1954年、米軍ハウス24棟が建設。そして、1978年、米軍が完全撤退した後は、日本人の芸術家達が住むようになる……。
と、まあ、ざっくりと説明したが、要するにこのエリアは、アメリカの軍人が住んでいた住宅を再利用した米軍ハウスの街なのだ。
・実際に散策してみると…
さて、早速ジョンソンタウンを歩くと、古き良きアメリカの町並みがそのまま残っていて、テンションはマックスに上がってしまった。ただ、この近くには高層マンションもあり、若干その光景には違和感を感じつつも、近代化された日本とアメリカを同時に味わうこともできた。
また、このエリアには米軍ハウスに住んでいる人も多く、住宅前には「撮影禁止」のポスターも貼られていた。したがって訪れた際は、民家を撮影するのはやめておこう!
・カフェのハンバーガーがこれまたウマイ
そんなこんなで、とある一軒のカフェに入ることに。店内は木造のオシャレな感じで、天井も高く多くの人で賑わっていた。早速、ルーシーズハンバーガー、ハワイアンソーダーを注文すると、コレはウマイ! パテは肉の味が口いっぱいに広がり、肉汁が溢れ出す。野菜も新鮮でシャキシャキ。付け合わせのピクルスや、豆も一切の手抜きなし! ウマイものに説明はいらない! 女性も喜びそうな味である。いや〜ここまで来た甲斐があった!
・ほとんど外国人は見かけない
ちなみに、このエリア、お店の人も街を歩いている人もそのほとんどが日本人で、アメリカ人やその他の外国人を見かけることはなかった。おそらくこのジョンソンタウン自体が、外国人用のガイドブックにあまり紹介されていないため、外国人への認知が進んでいないのかもしれい。
とにかく! このジョンソンタウン、アメリカと日本がコラボしたような独特な雰囲気でとても楽しいので、晴れた日は、お買い物と美味しいハンバーガー目当てに訪れてもいいかもしれない!
参照元:Facebook ジョンソンタウン
Report:PEN
Photo:RocketNews24.
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※このJOHNSON TOWNには、米軍ハウスに住んでいる人が数多くいるので、散策や撮影には十分気をつけよう!
▼ジョンソン・タウンを動画で撮ってきたよ
▼西武池袋線「入間市」駅で下車
▼前方に見える青い看板がジョンソンタウンだ
▼こんな車、普通じゃ見られない
▼オシャレなカフェ。
▼雑貨や洋服を売っているお店
▼あれ? 家の中に誰か住んでるぞ。高くて怖くないのかな?
▼雑貨屋さん。アメリカンな感じ
▼犬の洋服屋さん
▼ゲストパーキングもあるが、行った時は満車だった
▼やばかわ〜ジョンソンタウン・スタイルの郵便ポスト
▼まるでサンタモニカ
▼車もオシャレ
▼国産のデニムが売ってたぞ