ネットオークションサイトの「ヤフオク!」にはありとあらゆる商品が出品している。モノを売り買いするだけでなく、スキルや知識を出品するケースも珍しくなくなってきている。そんななかで、これは初めてではないかという商品が登場した。
それは落語家に入門した新弟子の命名権である。通常は師匠が名前を付けるものなのだが、落札者が名前を付けられるらしいのだ。2015年7月4日に出品し、日を追うごとに値を上げている状況。はたしていくらで落札されるのか!?
・1年間限定
出品されている命名権は、立川流真打の立川こしら師匠に入門した、26歳の男性の芸名。金銭的な事情により、命名権を出品したのだとか。命名された暁には、1年間限定でその名前を使い続けるそうである。ただし命名するに当たって、以下の注意事項がある。
・新弟子を命名するうえでの注意
「落札された方の自由につけてください。文字数制限はありませんが、特殊な記号など音にして読めないモノはお断りします。楽屋で名前を呼びづらくなりますし、本人が自己紹介できなくなりますので。(中略)万が一、一年以内に破門、廃業した際は全額お返しします(ヤフオク! より引用)」
・読めればOK
なるほど、読めれば基本的にOK。前座でメディアへの露出もないため、多少変な名前でも大丈夫とのことである。たとえば、「立川新弟子」とかでも問題ない訳である。そのほか「立川命名権を出品した男」でも良いだろうし、でも問題ないだろう。
・野菜マシマシニンニクチョモランマ
この場合、高座では自己紹介するときに、「ありがとうございます。「立川野菜マシマシニンニクチョモランマでお願いします」でございます」となってしまうのだろうか?
まあとにかく、落札者によって、この先の1年間を大きく左右されることになるだろう。素敵な名前が付けられることを祈る。そして、破門されないように頑張って欲しい。