街の至るところで見かけるコンビニエンスストア。各社ともに割と目立つ看板を掲げて、店の存在をPRしているのだが、東京・上野アメ横にあるローソンは一味違う。
アメ横の「賑わいの像」のすぐ近くに、ローソンの入り口があるのだが……。看板が小さすぎて思わず素通りしてしまいそうになる。おなじみの企業ロゴも表からは見えない。これではまるで「隠れローソン」ではないか!?
JR上野駅方面からアメ横の通りに向かうと、右手の方向にわずかに「LAW」の文字が見えてくる。「LAWSON」と文字を掲げるだけのスペースがなかったらしい。
しかもあの企業ロゴは、建物の通路のなかにあるために、表からほとんど見えない。これほど地味なローソンがあっただろうか……。
どうやらこの通路の向こうに店舗があるらしいので、なかに入ってみると……。入り口ははるか向こうにある!
いくら何でも隠れすぎじゃないのか?
この通路は、2つの建物を結ぶ通用口らしい。通路を突き当たりまで進むとようやく店舗にたどり着いた。いくら何でも隠れすぎだろ……。
と思ったら建物の反対側に出てみると、通常のローソンと同じように、大きな看板を掲げていたのである。
隠れていた訳ではなく、メインの入り口が反対側だったようだ。なんだ、びっくりした。人通りの多いアメ横の方からも、客を誘導したかったようだが、多くの店舗が軒を連ねるアメ横で、新しく看板を掲げるスペースがなかったようだ。そのため隠れローソンになってしまったのではないだろうか。
店舗は看板が命。コンビニであればなおさらである。新しく店舗を開く際に、いろいろと苦労している様子が垣間見える。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24