iPhoneユーザーの皆さんに問いたい。どんなケースを使っているだろうか? おそらく、ラバーケースを使用している人が多いと思う。どれだけ高くても数千円、なかには1万円を超えるものを使用している人もいるかもしれないが、どう考えても本体価格を超えるということはないだろう。
実は日本国内のメーカーが驚くべき価格のケースを販売しているのである。その製品、「The Slit(ザ・スリット)」はなんと16万2000円もする、超高価な代物だ! マジかよ、iPhone6本体の約2倍じゃないか! しかも高価なだけでなく、そのデザインが大変秀逸。持っているだけで、めっちゃ意識が高くなった気がするぞ!! マジカッコいい!
・素材は「超々ジュラルミン」
この製品は、DAQ株式会社のブランド「SQUAIR」が手がけたものである。使用している金属は「超々ジュラルミンA7075」と呼ばれる素材だ。金属製のバンパーやケースは通常、ネジで固定するものである。しかしThe Slitにはネジがひとつも使われていない。
・抜刀から着想
端末を固定するために、「batto」と呼ばれる構造を独自に開発している。これは「抜刀」から着想を得たそうだ。ケースを上下に分割するその様子は、まるで刀を鞘(さや)から抜くときのようである。
・電波劣化を抑えるデザイン
そして何より注目すべきは、そのフォルムだ。流れるような格子のデザインは、美しいの一言に尽きる。実はこのスリットには秘密がある。通常金属製のケースは、電波を劣化させるそうなのだが、スリットが上部にまで入っていることにより、電波劣化を極限まで抑えているそうだ。金属の強度を保ちながら、電波への影響を抑えるとは、まさに考え尽くされた設計といって良いだろう。
・持ってるだけでブルジョワ気分
ちなみにこのケースの使用感を確かめてみたかったのだが、残念ながら私(佐藤)はiPhone5sを使っている。当編集部には6 Plusがあるのだが、これまたこのケースにはまらない。仕方なく、ケースだけ持って記念撮影するのが限界だった。それでも何だか、私は世界を味方につけたような頼もしい気分になった。ほんのちょっとだけブルジョワ気分を味わったぞ!
協力:AppBank
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼ケースの入れ物からして、高級感が漂う
▼ケースを保護するケース
▼おお! カッコイイ! ケースを超越してアート作品のように見える
▼ネジを使わずに、上下を分割する「batto」構造
▼上部まで入ったスリットが、電波劣化を極限まで抑える
▼このケースを持って街で撮影。文字を載せると、猛烈にカッコよくなった!!