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海の幸、山の幸、何を食べても美味しい石川県。そんなウマイもんだらけの石川育ちの人には、なぜかどうしても食べたくなるものがあるという。それは『8番らーめん』である。

県民いわく「他に美味しいものはたくさんあるはずなのに、なぜか食べたくなる」とのこと。特に県外に出た人だと、帰省の度に食べにいくレベルなのだとか! そんなに人の心をつかむラーメンとは、一体どんなラーメンなのだろう。

・いたるところに存在する『8番らーめん』

『8番らーめん』は、石川県加賀市発祥のラーメンチェーンだ。現在、石川を初めとした1府7県に130店舗以上を展開。あと、なぜかタイに100店舗以上ある。

クルマで走っていたらいたるところに『8番らーめん』の看板。北陸最大の都市・金沢はもちろんのこと、県内最北の地・輪島や珠洲にも店舗がある。ほぼ全域の県民にとってかなり身近で、CMのフレーズである「なんでやろ8番」は誰に聞いても知っていると言えるだろう。

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・野菜らーめんを食べてみた

しかし、店舗数多い=人気があるとは限らない! ということで、実際に8番らーめんで食べてみたぞ!! メニューはいろいろあったが、オーダーしたのはプレーン的な存在の「野菜らーめん(540円税抜)」。8番らーめんでは、スープを「味噌、塩、醤油、バター風味、とんこつ」の5種類から選ぶことができる。

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醤油を選んで、待つこと数分……来た来たキタァーッ!! 野菜がたーっぷりのったラーメン。キャベツ、もやし、ニンジンなどラーメン二郎のような野菜が山盛り! その下からは縮れた太麺が顔をのぞかせている。

・明るく素直な良いラーメン

野菜をこぼさないように箸で麺をつかみ、勢いよくズズっとすすると……ほぉほぉ、これは……ラーメンだ!! ラーメンブーム以降、むしろその存在が希少となってしまった「日本のラーメン」である。

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鼻孔をくすぐる “中華料理” な香り。スープは、おそらく鶏ガラだ。モチモチと食べ応えのある太麺と、シャッキリ甘いキャベツの組み合わせがたまらない。奇抜な特徴はないけれど、“普通” であることが一番の武器。言うなれば「明るく素直な良いラーメン」である。

・素直さが一番の特徴

この素直な味というのは、どこにでもありそうで、実はなかなかない。よく石川県民が「東京には他にウマイもんがあるはずなのに、なぜか食べたくなる(笑)」と言うのもわかる気がする。

もちろん、スープや具が奇抜なラーメンも素晴らしい! でも、そんなラーメンを食べ歩いているラーメン好きなら、8番らーめんに、懐かしさと新鮮さを感じることができるはずだ。

参考リンク:8番らーめん
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼こちらが8番らーめんの「野菜らーめん」だ
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▼「8」の字が輝く「ハチカマ」! 
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▼野菜もたっぷり
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▼麺は縮れ太麺である。モチモチ♪
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▼前半はそのままで、後半はゴマラー油を足してもヨイ
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▼餃子も模範的な餃子です!
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▼いたるところに店がある8番らーめん
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▼こちらが「なんでやろ8番」のCM