bodyslam

誰が聞いても「えっ!?」となるような退場劇がイングランドで起きた。悪質な行為での退場は、これまでにいくらでもあったが、今回ばかりは過去に例がない。というのも、選手が試合中にバックドロップ風の投げ技をお見舞いしたからだ。

その一部始終は、動画「Unbelievable Body Slam In A Football Game – Worcester City Vs Stockport County」に映像として残っている。はたして、どのようにしてそうなったのか。まずはそちらをご覧いただきたい。

・イングランドで起きた退場劇

前代未聞の退場劇は、2015年2月21日に行われたイングランド6部リーグ、ウスター・シティ vs ストックポート・カウンティの試合で起きた。場面は、ウスター・シティが2−0とリードして迎えた試合終了間際のことである。

・タックルに激怒

ウスター・シティのカーン選手(青)、ストックポートのラッセル選手(黄)の接触から生まれた退場。その一連の流れを簡潔に文章で表すと、次のようになる。

ラッセル選手がカーン選手へ激しいタックル → 激怒するカーン選手 → 背後をとる → バックドロップ風の投げ技が炸裂 → 揉み合いの大乱闘へ

……といった流れだ。もちろん、この行為でカーン選手が一発退場となったのは言うまでもない。

・危険極まりない行為

動画を細かく確認すると、最初のモーションこそバックドロップ風であるが、その後は投げ捨てるように地面に叩きつけている。いわば「投げ捨て式バックドロップ」といった感じであるが、「喉輪落とし」のようにも見える。崩れた裏投げ……にも見える。いずれにしても危険だ。

もし最後まできれいに「投げ捨て式バックドロップ風裏投げ崩れ喉輪落とし(なげすてしきばっくどろっぷふううらなげくずれのどわおとし)」が決まっていれば、後頭部から落ちるため、大怪我は避けられなかっただろう。悪質なタックルに激怒する気持ちもわかるが、報復行為は絶対に許されない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし